【猫と考える日本の未来】カナダ首相訪韓 韓・カナダFTA交渉最終段階か|韓国TPP・FTA関連情報

カナダのスティーヴン・ハーパー‎首相(第28代)は3月10日午後、韓国に到着する。今回の訪韓で韓・カナダの自由貿易協定(FTA)を結ぶ可能性が濃厚なことが分かった。

9日(現地時間)CBCのニュース、グローブ・アンド・メール(The Globe and Mail)など、カナダのメディアによると、ハーパー首相は今回の訪問でFTA交渉を決着させてたい意を明らかにした。首相はは11日、朴槿恵大統領と大統領府で会談しFTAの交渉をすることが分かった。カナダの総理も「ハーパー首相が朴大統領と会って(両国間の)貿易と投資を増やす方案を協議する予定だ」と説明した。今回の訪韓は、エドワード・ファスト国際貿易相(Edward Fast)とジェームズ·ムーア産業省長官が同行する。

これに先立ち昨年10月にもハーパー首相は、朴大統領と会談しFTA推進の意思を強く表明している。現地メディアでも彼の今回の訪韓は、FTAの書類に署名を行い、公式発表のためだろうと予想している。

実際ハーパー首相は、出発前のウェブキャストでは、「カナダは、アジア·太平洋諸国の中で最初に(韓国と)FTAを結ぶようになる」とし「韓国は比較的開放的かつ発展した経済を持っている民主主義国家で、すべてのアジア諸国との貿易に繋がっている」とし、「(韓国は)アジア・太平洋地域にアクセスするための最良の経路になること」と明らかにした。

これは、カナダの政党である新民主党(NDP)の反発を憂慮した布石と分析される。一部では、韓国との今回のFTA交渉は、透明性がないばかりか、自国の自動車産業にも被害を及ぼすことを懸念している。

野党であるNDPの議員は「ハーパー首相と朴大統領がFTAの詳細な内容の説明や、何の発表なく握手をして写真を撮るとされる”と”保守派は、先進国世界で最も透明性がないままに、このような貿易政策を決定付けている」と指摘した。

カナダでは今回のFTA交渉で輸入車の関税6.1%の撤廃により、自国の韓国の現代·起亜自動車が市場を蚕食することを懸念している。しかし、韓国が米国、欧州などFTAを締結した後、カナダ産の農水産物の輸入量を削減しながら、貿易の規模を増やすための方策としてFTAが模索されたものである。

一方、カナダ通商部によると、2012年にカナダの韓国の輸出は37億カナダドル(約3兆5489億ウォン)で、韓国からの輸入は64億カナダドル(約6兆1386億ウォン)に達した。
※翻訳:ポー
NEWSis(韓国語)(2014-03-10 11:16:01)