【猫の皮膚病】アレルギー皮膚炎 過剰グルーミングによる頭頸部掻破痕を見つける【今日の収穫】ジェノベーゼ・ソース(バジルペースト)を作ろう♪

一週間前にロシアンブルーのあおちゃんの頭や首周りや顎にたくさんのかさぶたがあるのを見つけました。去年も同じような症状が出現し、動物病院で診察を受け、アレルギー性皮膚炎が原因で、過剰グルーミングによる頭頸部掻破痕との説明を受けました。去年は軽症だったのでシャンプーで様子を見ました。今回は首周りは一周に掻き傷があり、一部は炎症を起こして滲出液が出てきている状態でした。

病院へ連れていこうか迷いましたが、治療法としては炎症を抑える抗生剤・ステロイド剤の使用、掻痒感を抑える抗ヒスタミン剤・抗鬱剤・抗不安薬(マイナートランキライザー)の使用がメインであるため、なるべく薬の使用は避けたいと思い、まずはシャンプーをしてエリザベスカラーの装着、いつも以上にブラッシングを多くして様子を見ました。一週間経過しましたが、首の周りの傷はほぼ消えました。頭の傷は炎症を起こし臭いがあり滲出液が出ていましたが、傷はかなり綺麗になりました。あと一週間、エリザベスカラーを装着して傷の乾燥具合をみようと思います。

掻破痕とは、非特異的な続発疹ですが、頭部から頸部生じた場合は一症状パターンとして認知することができます。健常な猫では顔と頸部付近に肥満細胞や脂腺が多数分布しており、このような頭頸部掻破痕に関与しているのかもしれません。頭頸部掻破痕は、原因として感染症(ニキビダニ症、細胞性皮膚炎、皮膚糸状菌症、深在性真菌症、ウィルス感染)、皮膚炎(食物アレルギー、耳疥癬、疥癬、いわゆる湿疹)、皮膚の過剰生産(座瘡、耳垢、年齢的変化、季節的変化)、精神的要因などが考えられます。

飼育環境は完全室内飼いで、限定された空間の中で人や他の猫との関係や気温の変化等によりストレスを受けたのかもしれません。8匹の猫のうちあおちゃん(ロシアンブルー)だけがアレルギー性皮膚炎で耳や手足、首周辺に反応が出ます。一般的に猫は、唐突に撫でる、抱く、あたる、叱るといった予期せぬ刺激に不快感を示すことがあります。また、家庭内の雰囲気が猫に与える影響も少なくありません。来客、口論、子供や幼児の甲高い声、穏やかでない飼い主の行動に困惑を思わせる態度を示すことがあります。

トイレの設置個数に関しては頭数+1個は用意してありますし、うんちをしたら直ぐに取り除くなど常に清潔(トイレの定期的な水洗いや、砂の入れ替え、シートの交換、トイレの設置場所)を保つようにしています。今回は何らかの要因により症状が起こり、過剰グルーミングにより傷を悪化させたと考えられます。猫がグルーミンをすることは一般的な行動ではありますが、グルーミングする場所や回数には注意してみていきたいと思います。今回は早めのエリザベスカラーの装着により、症状の悪化を防ぐことが確認できました。定期的にシャンプーをすることにより清潔さを保ち、傷を少しでも早く乾燥させ治癒できるようにしたいと思います。

梅雨明けし、暑い日が続くようになりました。夏には風通しの良い開放的な空間、冬には日当たりが良い暖かな空間を三次元的に確保できているかを確認し、人と猫との距離やトイレとの距離、さらには爪とぎや遊び場、食事場、飲水場など猫が日常生活するコアエリアを、だれからも干渉されず、安全かつ、心地よい、清潔で穏やかな場所になるように心がけたいと思います🐾

ポーと猫の写真館

【今日の収穫】

【今日の収穫】大ザルいっぱいにバジルを収穫しました♪今年はバジルソースをたくさん作ります♪

【あおちゃん】

【あおちゃん】一週間前に出来た頭頸部掻破(ソウハ)痕ですが傷は綺麗な状態になってきました

【あおちゃん】

【あおちゃん】お久しぶり~とうとう本格的な夏だね♪あおちゃんかい〜の・・・(ΦωΦ)

【あおちゃん】

【あおちゃん】あおちゃん、もう少しエリザベスカラーで頑張るよ!!

【あおちゃん】

【あおちゃん】痒みが早く収まり傷が治りますように
Canon EOS 5D Mark III and a Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM

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