5月28日(金曜日)
ロシアンブルーのあおちゃんがおしっこの失敗をするようになった。少しは歩けていたけれど、階段の登り降りはできなくなった。横になっている時間が長くなったけれど、約30分ごとに自分で体位交換をしている。体はガリガリに痩せてしまい、筋力は低下し骨がうっすら浮き出ている。
そんな状態でもあおちゃんは頑張って自力でカリカリを食べてくれる。ゆっくりだけどミルクも舐めてくれる。ほとんど歩けない状態なのにヨロヨロしながらでも自力でトイレに入り、おしっこをしようとしてくれる。足に力が入らないのでしゃがむことができないのでトイレからおしっこがはみ出てしまう。おしっこが終わったら、トイレから出るのことが出来ずトイレの中で座りこんでしまう。
ほぼ介助状態だけど、私は嬉しい。おしっこを拭きながら「あおちゃん!頑張ったね!」と声をかける。汚れたベッドを洗うのだって全然平気。何度でも洗える。ごはんは3食から2食に減ったけど、ごはんの時間に「あおちゃん!ごはん食べよう!」と声をかけると、精一杯の声で「にゃー!」としっかり返事をしてくれる。嬉しすぎる!なんて可愛い声なんだろう!あおちゃん!
テーブルの上には自力で登れなくなったので抱っこしてテーブルに。最初は立っていてもすぐに座り込み、それも辛くなり寝そべったままだけれど、必死にごはんを食べてくれる。「ギシッ、ギシッ」っと歯ぎしりをしながらも。ミルクも最初はスプーンで口まで運んであげると、ミルクの香りでお皿の位置を認識し自力で舐めてくれる。
5月29日(土曜日)
お昼ごはんも半分だけど食べてくた。「あおちゃん、無理しなくていいんだよ!食べれるぶんだけでいいんだよ!」と言っても必死に食べてくれる。あおちゃんは本当に強い猫ちゃんだと思う。苦しくて辛いはずなのに、必死に人生に”くい”は残さない。今この瞬間も前だけを見て必死に生きている。人間より動物は強いなと心から思う。
私は弱い人間だったけど、あおちゃんのおかげで少し強くなれたよ。充実した一日が心地よい眠りをもたらし、充実した一生は心地よい死をもたらすのだと。今この瞬間を大切に丁寧に生きる。猫も、人間も、生きとし生けるものの時間は有限。悲しみではなく、あおちゃんが用意してくれた時間を有意義なものにして、たくさんの「ありがとう」を伝えたいです。
あおちゃん、本当にありがとう!
でも…、もう少し一緒にいようね!
可愛い可愛い可愛いあおちゃん!
私があおちゃんをしっかり看取るから。
私とあおちゃん、7匹の猫ちゃんは永遠に一緒……。ずっとずっとね!