りくたんの綺麗なお兄さんは好きですか♪｜父親の四十九日法要を無事終えることができました

父親の四十九日法要まで無事にとり行うことができました。父親が亡くなってからふと宗教とは何か仏教とは何か、心のよりどころについて考えていました。忌明けの法要は四十九日の満中陰法要で、梵語である「アンタラー・ブハヴァ」の訳で「中有（ちゅうう）」と訳されています。中有・中陰は生命体であり、中有体ということになる。宗派によっても考え方は異なりますが、仏教では六道輪廻をとなえています。死後の世界は6つあり、死者は6つの世界のどれかに生まれ変わるとされています。天道、人道、畜生道、地獄道、修羅道、餓鬼道で、どこに生まれ変わるかは、中有・中陰又は生前の行いによって決まるといわれています。

初七日（しょなのか）、二七日（ふたなのか）、三七日（みなのか）、四七日（よなのか）、五七日（いつなのか）、六七日（むなのか）、七七日（ななのか）とあり、7日毎に死後、魂を清めて仏になる為に中陰の道を歩き、あの世を目指し、遺族が法要を行い、お経の声を届ける。インドの中有の思想が中陰法要に直接するかどうかはともかく、中陰法要は、日本民族の習俗であり、慣例的に仏教寺院で営まれている中陰法要の意義を見い出すことができるのかもしれません。父親の死、悲嘆にくれていた私や家族、仏教の教えに依ってその死を理性的に受けとめ、心にうずまく種々な感情を和らげ、新たな生活へふみ出すけじめの儀式として四九日不要があるのだと理解すればいいのかもしれない。

経済学には、国家や国民、市場といった大きな視点から経済を分析する『マクロ経済学』と個人や企業などの個別的な経済活動から市場を分析する『ミクロ経済学』があります。マクロ(macro)とは巨視的、ミクロ(micro)とは微視的の意味です。人の命という視点から考えれば、宇宙規模も存在するのだと思います。地球を動かしているのは人間ではないですし、本来は人間は自分を創りだすことは不可能です。

しかし、技術の発展に伴い、DNAを解析し細胞レベルから生命を創りだすことすらも可能になってきました。つまり、創造と人間の創りだすエゴによってコントロールできる時代がきてしまったのかもしれません。例えば、人間が完全に制御できない部分を持ち合わせる原子力発電所が必要か不必要かという考えはさておき、根本的に考えれば、人間が創りだしたものは一つもないのかもしれません。パソコンや車や飛行機、野菜や花ですら、人間が無から創りだしたものではありません。この世にある物は心でできています。人の欲望や利便性を求める心が物となり形になって現れてきます。ですから、心とは本来はふたつあり、大きな規模で考えた場合の宇宙の心と人間の心なのかもしれません。そして、実際に物を創りだす時にはそのふたつの心が必要となるのだと思います。地球や石油や金属を創りだしたのも人間ではありません。

しかし、現代の科学技術はふたつのこころを必要とすることなく、私たちの頭の中で全ての物事を考えるために歪みが生じてきています。例えば、キリスト教ならば、「神の子」と「罪の子」と分けることもあります。仮に神の子だとするならば、愛も存在するのだと思います。神の子である人間だからこそ愛もあるということになります。仏教ならば、人間は常に天道、人道、畜生道、地獄道、修羅道、餓鬼道、に日々落ち、そこから這い上がりまた別の六道の世界へ落ちていきながら日々自分自身を磨いていくのだと思います。本当の自分、神そのものの自分、それは仏心と表現しても問題ないのかもしれません。そして、本当のあるべき自分自身に目覚めることができるよう日々精進していくことが必要なのかもしれません。

父親が亡くなり、庭の剪定も行っていなかったので母親と庭の芝刈りや草むしり、木の剪定を少しずつ行ってきました。庭にはどんなに縁起がいい木を植えても、放っておけばジャングルのようになってしまいます。木でうっそうとした家は日当たりも悪くなり、健康にもよくないかもしれません。植木屋さんに頼むこともできましましたが、父親が庭いじりが好きだったので、下手なりに芝刈りや草取り剪定を少しずつ行ってきました。剪定の切り方には正解はないのかもしれませんが、仕上がり具合は人によって好みが分かれるので、庭の剪定も父親が「庭いじりも一生勉強だよ」といっている気がします。ことわざで「木を見て森をみず」とありますが、細かな枝にこだわりすぎると、どこか不自然な仕上がりなってしまったり。切るべき枝や木の個性や生長具合を見越して切ることが大切なのだと学びました。芝刈りや草むしり、木の剪定など、まだまだ父親には遠く及ばず日々勉強なのだと感じました。

時は、喪失の悲しみを癒してはくれますが、それともうひとつ、私は、辛くなると今父がいたら、私にどうしてほしいと思っているかを考えてしまいます。母を大切にしてほしいと思っているだろうなとか、仕事をがんばれって言うだろうなとか。もうこの世には存在していませんが、もう少しだけでも長生きしてくれたらなとか考えてしまします。私が今一番逢いたい大切な人は誰か。辛かった時かもしれないけど、病院で病気と戦っていたお父さんです。もっと話がしたかったです。楽しみに観察していたミニバナナやコーヒーの木も大切に育てています。来年の春に採れたてコーヒーを焙煎するから一緒に飲もうね。今は前向きに頑張っています。ありがとう🐾