「セカンド・オピニオン」をペットの医療に使ったことありますか。「セカンド・オピニオン」という言葉は人の医療でも獣医療でも定着してきた気がします。今日は、ふうちゃん(アビシニアン)の眼に目やにが出ているのでかかりつけ医とは別の動物病院へ行ってきました。ペットに関しては、人とは異なり健康保険はなく、任意で保険に加入し、治療方針や治療の費用も異なる完全な自由診療の世界です。家族が動物病院に期待していた医療と病院から提供された医療のギャップがある場合もあります。今は、インターネットで情報を得たり、同じ症状でも、あえて別の病院で診てもらうことは必要なことだと思います。かかりつけ医となる1次病院は、全ての分野に専門性があるわけではありません。専門的で難易度の高い外科手術からワクチン接種まで幅は広いと思います。だからこそ、万が一に備えて信頼できる病院を探しておくことが必要なのだと思います。自由診療だからこそ、出来る限り情報を集め、積極的に動物病院にリクエストを出し、希望や不安を明確にする。両者がそうすることで、よりよい関係を築いていくことができるのだと思います。
3日前くらいからふうちゃんの左目に目やにが付くようになり人工涙液で目を洗浄していました。しかし、目やにが増えて、目を開けにくそうにしているため今日、動物病院へ行って来ました。久しぶりの動物病院で緊張していましたが、ふうちゃんは本当にいい子で頑張って検査を受けました。涙量検査(シルマーティア検査)、対光反射検査、眼底検査、角膜の傷の確認するフルオレセイン検査の4つの検査をしましたが特に問題になる病気はなく、軽い結膜炎ということで点眼薬を処方してもらいました。診察中のふうちゃんは、あまりにもいい子すぎて先生にべた褒めされ先生の匂いをクンクン嗅いでいました(*^o^*)
特に問題なく本当に安心しました。
ふうちゃん、頑張ったね!
2014年3月12日:ふうちゃん(アビシニアン)2.9kg
診察料:1,100円
眼科検査料:1,800円
処方料:400円
外用薬代:1,200円 ニューキノロン系抗菌剤ロメワン(5ml)
外用薬代:700円 ヒアロンサン点眼薬0.1%(5ml)
合計:5,460円
目次
ポーと猫の写真館
日本の医療とTPP(11)
過去の戦争と製薬会社の関係はどうだったのか。アメリカプリンストン大学はニュージャージー州の名門私立大学、いわゆる「アイビーリーグ」。その卒業名簿にアレン・ウェルシュ・ダラスの名前がある。第5代CIA(中央情報局 1953年ー1961年)の長官である。ダレス以外にも重要なメンバーが何人も揃っている。ジェイムズ・ベイカー(元国務長官)、フォードとブッシュ・ジュニアの元で2度国務長官を務めたドナルド・ラムズフェルドもプリンストン大学の卒業生である。ちなみに、ミシェル・オバマもこの大学の卒業生である。ダレスとウォルト・ディズニーの関係は非常に強い。ハリウッド・テンで有名な「レッド・パージ(赤狩り)」の陣頭指揮を執ったのがCIAの前身組織OSS(戦略事務局)で暗躍していたダレスであり、ハリウッド側の協力者はウォルト・ディズニーと言われている。医療とは少し離れたが、食の安全とTPPは確実に繋がる。ウォルト・ディズニーはアニメ制作にラインを導入しようと考えた。ディズニーアニメのアニメーターは給料が高く、職人も多く、コレに対しウォルト・ディズニーは流れ作業による効率化を図ろうとしていた。第二次世界大戦中とあって経営がよくなかったのも、この考えにたどり着いた理由の一つだろう。ウォルト・ディズニーとレイ・ロック(マクドナルド)は第一次世界大戦に従軍し、同じ部隊に配属された戦友でもある。そして、配属された部隊とは「赤十字社」なのだ。ヨーロッパ戦線の激戦地のひとつだった独仏国境のノジマ戦線を駆け回っていた。「赤十字社」ともなれば、各国の軍隊に所属しながら、もはや完全な独立組織としての行動を認められている。赤十字社のレッドクロスに対して、あらゆる軍隊が攻撃を許されないのはそのためです。
ここから、医療に話を戻します。製薬会社が第二次世界大戦の影の主役だったとしたら。しかし、歴史は小説より奇なりです。1925年アメリカと大西洋を隔てたヨーロッパ大陸のドイツで悪魔の子供が産声を上げました。その子の名前を「IGファーベン」といいます。IGファーベンは、ビッグファーマーのバイエル、ヘキスト、BASFとその他、ドイツの化学製薬関連企業の強力なカルテルでした。IGファーベンは、ヨーロッパ全域をマーケットにする野望を抱き、その資金力であるドイツのある政党を育てます。それがヒトラー率いるナチスだったのです。ナチスに占領されたオーストリア、チェコスロバキア、ポーランド、ノルウェー、オランダ、ベルギー、フランスなどの石油重化学・製薬会社はすべてIGファーベンに組み入れられました。1932年下ら33年かけて、ヨーロッパにIGファーベン帝国が誕生したのです。戦争に必要な弾薬と合成ガソリンの100%がIGファーベンの工場から調達されています。ナチスの快進撃は製薬会社のIGファーベンの快進撃でもあったわけです。
1942年から終戦の1945年まで、IGファーベンは自社の特許製薬を世界に広めるため、アウシュヴィッツやダッハウのような収容所で人体実験を行いました。ナチスが使ったとされる「チクロンB」という毒ガスも、元はIGファーベンの特許殺虫剤でした。
ロックフェラー財閥は、ロスチャイルド財閥のモルガングループの協力を得て、IGファーベンの最大資金供給者になります。実際にIGファーベンの筆頭株主はロックフェラー財閥のスタンダード・オイルでした。またIGファーベンもロックフェラーファミリーを除けば、スタンダードオイルの筆頭株主だったのです。つまり、ロックフェラー財閥、ロスチャイルド財閥はIGファーベンを通して、ナチスに戦争遂行に必要な資金や石油を提供していたのです。
1945年の終戦を迎え、IGファーベンの株は、ロックフェラーとロスチャイルドJ・Pモルガンへ移譲されます。この年にロックフェラーは、世界の石油と製薬を支配するだけでなく、世界の政治もコントロールするため、サンフランシスコに国際連合を設立しています。また、国連傘下にWHO(世界保健機構)やWTO(世界貿易機関)を自身の石油と製薬の利益を拡大させる政治的道具として設立、配置しました。
1947年に第二次世界大戦における戦争犯罪を裁くためのニュールンベルク裁判が行われました。この裁判で、アメリカ政府調査団は「IGファーベンがなければ第二次世界大戦の遂行は不可能だった」と結論しています。ニュールンベルク裁判では、大量殺人、奴隷的虐待、およびその他の非人道的犯罪により、IGファーベンの役員および幹部24人に有罪の判決が下されました。しかし、驚くべきことに、1951年までにその全員が釈放され、ドイツの企業に再び舞い戻っているのです。ニュールンベルクの法廷はIGファーベンをバイエル社、ヘキスト社、BASF社に分割しました。IGファーベンから分岐したこの3つの会社は、親会社だったIGファーベンが絶頂期を迎えた第二次世界大戦の最後の年1944年の規模より、各々約20倍も大きく成長しています。ロックフェラーのスタンダード・オイルを分割したエクソン・モービルがさらに巨大化したのと同じ現象です。
1963年には、ロックフェラーのための製薬輸出国となり下がったドイツが中心となって国連のメンバーに働きかけ、全ての特許医薬品以外のビタミン、ミネラルや特許の関連しない自然治療を禁止するようにしました。なんてことはありません。これは1910年のフレクスナー・レポート以降にアメリカ国内でロックフェラーが近代医療の独占を成し遂げた方法をそのままコピーして世界規模に発展させただけのことなのです。こうして世界で特許医薬を中心とした近代医療がスタンダードになっていったのです。
つづく・・・