今日は4月3日。去年9歳で虹の橋を渡ったロシアンブルーのあおちゃんのお誕生日の日。これから先もずっとあおちゃんは9歳のまま。猫嫌いな私を猫好きにしてくれたあおちゃん。あおちゃんのきれいな青い瞳、もっふもふな柔らかいグレーの毛並み、太陽のような香り。全部私の心の中に刻まれている。寂しいと思うことも何度もあったし、涙が出てしまうこともあったけれど、最期の最期まで一生懸命に生きたあおちゃんを思い出すと、めそめそしてはいられない。私自身、去年の12月3日、人生を変える新しいスタートを切り出した。
今年の岐阜は雪がよく降り、寒さが厳しかった。春らしい陽気になり日中は暖かくなりましたが、朝晩はまだまだ冷え込みがある。毎年、3月後半くらいから桜が咲き始めるが、今年は少し遅い。毎年近所の神社に猫と一緒にお花見に行っている。あおちゃんも2年前にはお花見に行ったね。去年はロシアンブルーのそらちゃん。今年はアビシニアンのふうちゃんを連れてお花見に行ってきた。ふうちゃんは甘えん坊でいつも私の膝の上か肩の上で座っている。「ふうちゃんかわいい～！」というと体をくねくねさせながら甘えていた。今年の桜もきれいだったね。あおちゃんもきっと天国でたくさんのわんちゃんや猫ちゃん達と一緒にお花見しているかな。
窓から庭を眺めると、ローズマリーの青い花やムスカリのかわいい青い花。自分が好きな色は、落ち着きと心地よさを与えてくれる。それは五感ならぬ六感に響く心地良さ。様々な形の心地良さがあります。ロシアンブルーも毛色は青色じゃないけど、あおちゃんに触れた時の心地よさは、幸福や安心感がありました。春は再生の季節です。今まで眠っていたエネルギーが目を覚まし、自然だけではなく、私自身も何かと変化を起こします。今の時代でも自然と触れ合う中で穢れを祓い、新しく生まれ変わる自分を感じます。月日の流れは本当に早いものです。季節に身をまかせて生きることは、本来の自分の姿を改めて炙り出してくれます。本当の心地良さを手に入れることで、日常の雑踏音が心地よく感じ、心の余裕を持たせてくれます。
あおちゃんもそう。人生に辛い別れはつきものです。思い返せば、私は本当は猫嫌いだったはずなのに、今ではあおちゃんと７匹の猫ちゃんに癒されながら、助けられながら生きてこれたのだと思います。心地よさとは、共に人生を全うする相棒のような存在だと思う。あおちゃんの存在は忘れることのできない多くの思い出があります。大切なあおちゃんとの別れは、人では埋めることができないこともある。そんな、春は多くの意味で出会いと別れの季節でもあります。私自身、今まで以上に時間を大切に一つ一つのことを丁寧に行なっていきたいと思う。健康で穏やかに暮らせるよう自分自身も含め、猫ちゃんの健康管理・精神的安定を観察し安心して暮らせるように見守っていき、いつか最良の相棒であるあおちゃんと出会えると信じて歩んでいきたい。
