【家庭菜園】緑が増えてきました〜♪キュウリ･ナス･パプリカ・メロン夏野菜すくすく成長中♪

小さな庭での家庭菜園

今日も気温が上り夏日です

夏野菜もすくすく成長しています

猫も窓辺で野菜の生長や集まってくる昆虫や鳥を楽しみにしています

今、私たちは貨幣経済の中で生活をしています。農業もグローバル化へと突き進んでいます。農林水産省が発表した農林水産物・食品の輸出額は、前年比11.1%増の6,117億。過去最高だった2013年(5,505億円)を上回っています。農業分野も成長戦略の一つとし、2012年に約4,500億円だった輸出額を、2020年に1兆円にまで拡大することを目標に動いています。

しかし、生鮮農作物の輸出には検疫という問題があります。りんご農家のように長い時間をかけて市場を開拓した結果が今現れています。しかし、リンゴ以外の農家はどうでしょうか。2013年12月に「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。この登録を機会とし、日本の食文化や農林水産物、およびそこに至る農業技術や知恵を世界に売りだしていって欲しいと欲しいと思います。

ただし、輸出額の6,117億は生鮮農畜産物だけでなく、加工品も含まれています。加工品は当然原材料を輸入したものが含まれています。輸出したものが、海外で加工され逆輸入で戻ってきても意味はありません。逆輸入のリスクも考え生産する品種や品目も今後は検討しておく必要があると思います。

それと同時に、規格も世界基準をクリアする必要があるのだと思います。食品安全規格を標準化するため、民間団体である欧州小売業組合(EUREP)は2000年にEUREPG.A.P.を設立し、その後、2007年にGLOBAL G.A.P.（GOOD AGRICULTURAL PRACTICES:適正農業規範）に改称しています。この国際基準を満たし、日本の「食の安全・安心」はそれ自体がブランドともいえるので、さらなる付加価値化をしていく必要があるのだと思います。

農業は1年で結果が出るものではありません。10年20年先を見越して今を動く必要があるのだと思います。

また、少子高齢化社会、農村の過疎化などの問題もあります。私たちは、何でもお金を出して買う時代となり労働者の価値は劇的に低下したのも現実です。農業に関して言えば、野菜を作らなくなり、設備投資等を考えた場合に必要な設備や原料にかかる費用に比べて、報酬が相対的に低下し結果的に報酬が労働ではなく、紙幣で払われるようになりました。

幸福の国とはどういった国なのでしょうか。大半の国民が苦しいと感じるならば歴史的に見ても長く繁栄することはなく、今後も例外はないと思います。だからこそ、プランターでも植木鉢でもいいので野菜を育てる、生き物を育てる。可能な限り、自分の手で自分の食べ物を作るという考えは、未来の子供たちに生命について、働くこととは何かを教え考えることに役立ち、日本人としての国民として家族としての和が保たれやすくなるのではないかと思います。