キャットショーに自分が育てた猫を出陳してみると、多くの飼い主さんやブリーダーさんが出陳している猫の毛並みが素晴らしく見ていると本当に楽しく、次への課題を見つけることができます。そこで、猫には品質のいいキャットフードを与えたいと常に考えています。最近は、穀物(グレインフリー)やナチュラルフードなどプレミアムフードが多く販売され、お店の棚割りを見ると価格の比較的安いフードはホームセンターなどで販売され、海外のプレミアムフードや療養食はキャットショップなどの専門店や通信販売で販売される傾向が出てきました。
特にキャットフードを選ぶ際に注意すべき点は猫の年齢や状態によっても異なりますが、原材料は何を使っているか。添加物は何を使っているか、ビタミン、ミネラル、保存料の使用有無などを理解して購入する必要があります。とくに注意が必要な点は、原材料の表記に4Dミート、肉副産物、肉骨粉や酸化防止剤や合成着色料などの添加物が含まれているフードは危険であり注意する必要があると思います。
FDA(アメリカ食品医薬品局)は4Dミートのペットフードとして利用することの危険性を科学的に認めていないのが現状です。アメリカの法律は連邦法(国家単位の法律)と州法(州単位の法律)で構成されていますが、連邦法では4Dミートの使用を明確に禁止していません。さらに、AAFCO(米国飼料官協会、Association of American Feed Control Officials)も、ペットフードの販売・認定・承認をするという行為は行わず、ペットフードを認可したり、不認可にしたりする権限をもっていません。Food(食品)に関しては州単位で、Foodとラベルに表記する際には、AAFCOが定める栄養基準を満たす必要があると定めています。しかし、Feed(飼料)に関しては、AAFCOでは安楽死をさせた動物の素材・農薬などで汚染された動物の素材を利用を禁止していません。日本では、原材料は全体の8割以上の原材料を記すことになっています。欧米ではペットフードは食品扱いではなく飼料扱いですが、日本では飼料安全法や食品衛生法の対象外であり飼料(飼料)でも食品(Food)でもありません。
猫は本来ライオン等と同じ肉食獣であり、穀物などの炭水化物を主食として食べることはありません。ですから、猫は基本的に穀物はほぼ不要と考えるべきだと思います。しかし、自然の摂理を考えた場合、ライオン等は捕獲した獲物の内臓をまず食べることにより、草食動物の胃腸に残っている少量の穀物を摂取していることになります。捕獲した獲物(ネズミなど)の内臓を食べることにより、食事量の1〜2%程度の炭水化物は必要と考えられます。ですから、キャットフード業界としては穀物を含まない穀物(グレイン)フリーのキャットフードが推奨されているのが現状です。
人も猫も同じく原材料は、原材料に占める重量の割合の多いものから順に、その最も一般的な名称をもって記載されています。しかし、最近では原材料に含まれる4Dミートという粗悪品が危険視されています。一番品質の高い部位は霜降り・テンダーカットなどの1ランク(Prime)。ランクは下がっていき7ランク以下だと人間が食べることができないものとなります。8ランクは3Dミートを意味し、Dead(死骸)・Diseased(病気)・Dying(死にかけ)の肉のことを指します。そして9ランクが4Dミートと呼ばれ、3DミートにDisabled(障害のある)を加えることにより、アメリカでは最低ランクの肉を意味します。
4Dミートは人間が食べることができないもので、業者は処分にさえお金がかかるので、4Dミートをペットフードとして使用することになっています。粗悪なキャットフードを見分けるには、パッケージの原材料の成分表をよく見ることにより判断することができます。キャットフードの成分表に「ミートミール」や「家禽ミール」「ミートミール」「フィッシュミール」など「◯◯ミール」という表示があれば、それは4Dミートを使用していることを意味しています。他にも「肉の副産物」「◯◯副産物粉」「◯◯エキス」「チキンパウダー」「ビーフパウダー」「ポークパウダー」「フィッシュパウダー」といった表示も原材料を明確に判断することができないため注意が必要となります。
日本の家禽ミールの基準は、食用として食べられる部分以外の鶏肉。内臓やくず肉・骨、時にはクチバシなどをすりつぶしたものを意味します。アメリカの飼育協会規格(AAFCO)の家畜ミール基準は、羽毛や鳥の頭部、内臓以外の部分。キレイな骨つき・骨なし肉や鶏皮の油分を取り除き、すりつぶしたものを意味します。
もちろん、キャットフードを作る製造者に非があるように思ってしまいますが、フードを購入し猫に給餌するのは飼い主なのです。飼い主の責任は大切な猫の健康に非常に大きな影響力を持っているのです。ですから、悪い成分が含まれている可能性がるフードを購入を避け、猫に害が及ばないように配慮する必要があるのだと思います。
ロイヤルカナンも韓国の全羅北道金堤(チョンラブクド・キムジェ)にアジア初の生産工場を、2017年度に竣工予定とされています。原材料は韓国での調達を目指します。金堤工場では生産製品の80%以上を日本、オーストラリア、ベトナムなどに輸出する予定となり、アジア初の生産基地となる予定です。親会社は日本でも有名なスニッカーズ、M&Mなどのチョコレートで有名なマースグループで年間売り上げ、330億ドルのうちロイヤルカナンの割合が40%で最も高いとされています。手術や薬品ではなく栄養バランスを整えたペットフードでペットの病気を予防し治療するというコンセプトで展開しています。
※ロイヤルカナンは2014年09月02日に韓国工場について発表
イギリスでの国民投票の結果で脱退する方向で動き始めました。日本がEUとの貿易を活性化するため進めているFTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)の交渉に影響する可能性が出てきます。イギリス発のフードメーカも多いため、今後原材料の調達や関税等により今までの恩恵を受けることが難しくなり、その結果フードの価格が高騰または発売中止に追い込まれる可能性も考えられます。
FDAやAAFCOの栄養基準が明確な規定であり、フードとして栄養バランス等を満たしているのならば、どうしてペットは肥満や病気に悩んでいるのでしょうか。飼犬の約50%は癌で亡くなるといわれています。最近では皮膚病や腎疾患になるペットが増えています。もちろんAAFCOの基準が全てではありません。プレミアムフードを与えることだけが、健康で長生きする秘訣でもありません。飼育環境も非常に重要な要因となります。猫の健康にとって少しでも良いフードを与えるためにも、食の安心・安全について日頃から意識し日々勉強していく必要があるのだと思います🐾
ポーと猫の写真館
【今日の収穫】ナス・キュウリ・ピーマン・ミニトマト・バジル(摘芯しました)
キュウリは曲がってしまいました。今年の梅雨は雨が多く、気温も高く乾燥し過ぎたり管理が難しいです〜
バジルは摘芯(摘心)をすることでバジルの高さを抑え、多くの葉を長く摘み取ることができま〜す
【ゴーヤちゃん】ベビーゴーヤがたくさんついてきました♪
【ナスちゃん】今年のナスは豊作です♪
【ミニトマトちゃん】毎年失敗してますが、今年は少しいい感じです♪
【小玉スイカちゃん】可愛いスイカの実がどんどん大きくなってきています♪
【オクラちゃん】オクラの華麗なお花が咲きました♪
【オクラちゃん】よ〜く見るとこんな風になってるんですね♪
【オクラちゃん】ベビーオクラで出てきました♪
【枝豆ちゃん】白いお花が咲きました♪
【だいちゃん】笑ってるみたい♪可愛い〜♪
【りくたん】すぴぃ〜すぴぃ〜仔猫みたいな寝顔〜可愛い〜♪
【りくたん】ぎゃぉ〜!!!!えへへー♪りくたん可愛いでしょう〜♪
Canon EOS 5D Mark III and a Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
・ディオスコレア属:亀甲竜(きっこうりゅう,Dioscorea elephantipes)
雌雄異株で、♂と♀の比率は30:1といわれ、雌の花は白い花が咲く
亀甲竜は子株に比べ大株になると枯れやすくなる。亀甲竜は大きく成長するにつれて根塊の底の部分が凹み根塊の下の部分の空白が湿気を帯び乾燥しにくくなり、虫などが入り込み塊根下部を食害する場合がある。休眠期には用土は十分に乾燥させることが必要。
・ハオルチア属(Haworthia):
鉢サイズ:4号プラ深鉢(1号=3cm)4号鉢だと土は0.6L
赤玉土小粒(2~3mm):4,日向土小粒(微粒):4,バーミキューライト中粒:1,もみ殻クン炭:1
鉢底にはパミス(軽石,天然の多孔質火成岩を選別6~8mm程度のものを使用)1cm程度敷。
6月中旬〜9月の間は休眠、植え替え時期は3月中旬〜6月中旬、9月〜11月
施肥は休眠する前後に行い、必ず暖効性化成肥料(マグアンプK等)、ハイグリーン(微量要素肥料)を使用し、化成肥料は根を痛めるので注意する。
越冬させるためには、最低7℃以上を保つようにする。
他の植物とは違い、夏に休眠し冬は活動するので管理には注意する。