6ニャンの避妊・去勢手術が無事終わりました。
今回、かいちゃんとくうちゃん(ベンガル猫)の避妊手術を行いました。セカンドオピニオンも兼ね、今後起こりうるだろう病気に対して情報や知識を広めるため主治医とは異なる動物病院を選びました。
あお・そらちゃん(ロシアンブルー)とふうちゃん(アビシニアン)とりくたん(ベンガル猫)は主治医としている動物病院で避妊・去勢手術を受けています。猫にとっての避妊・去勢手術はリスクが少ない手術だと思いますが、人間で考えると避妊手術は子宮・卵巣摘出という大きな開腹手術です。私がこれまでの手術で感じたことを少し書いていきたいと思います。
今回の手術で思ったことは避妊・去勢手術の場合、獣医師の経験値や治療方針によってかなりの違いがあることがわかりました。当然、手術に対する費用も異なります。猫にとって手術をすること自体が大きなストレスになり、多頭飼いの場合は手術をすることによりその他の猫との関係も一時的に悪くなるので、よりストレスが加わります。更に手術後に関して術後衣やエリザベス・カラーを使用するかしないかによっても大きな違いがあります。なので、色々と動物病院を調べる必要があるのだと思います。
目次
避妊・去勢手術について事前に確認すべきこと
・手術内容についての説明
・術前の飲食の制限について
・術前検査の内容について
・剃毛範囲について
・術創の大きさについて
・麻酔について
・縫合の仕方について
・術後の投薬について
・術後のリクスについて
などについて事前に調べるといいのではないかと思います。あえて手術として難しくない避妊・去勢手術を真剣に考える獣医師に巡り会えることは今後の猫ちゃんとの生活にかなり影響が出てくると思います。
私たち人間もストレスが様々な病気の原因とされているように、猫ちゃんもストレスの問題は少なからず病気の発生に関与しています。人間は自分でストレス発散ができ、病気を防ぐこともできます。しかし、猫ちゃんには難しいと思います。避妊・去勢手術を行うことで発情によるストレスをゼロにして、一日でも一緒に健康で暮らしていけれたらと思っています。
ポーと猫の写真館
日本の医療とTPP(43)
ピンクリボン運動を支援している大きな組織にアメリカガン協会(ACS)があります。アメリカのガン研究の最大の非政府組織(NGO)で、「リレー・フォー・ライフ(命のリレー)」というようなチャリティーイベントを全米5000か所で毎年開いています。リレー・フォー・ライフは、ガンに立ち向かう日々の思いや経験を語り合い、リレー方式で24時間歩きながら寄付を募るイベントです。日本では2006年に始まり、日本対ガン協会が主催しています。
ACSは、乳ガンに対しては「乳ガン治療の前進(Making Strides Against Breast Cancer)」というようなチャリティーイベントを行っています。1993年から始まったこのイベントで集まった寄付金の総額は約255億円を超えています。これらの寄付金の用途はホームページ記載されていますが、抗ガン剤などの開発研究への資金提供、無料の電子メールでマンモグラフィー受診通知するサービスや、収入に関係なく全ての女性がマンモグラフィーや治療を受けられる政策を支持する活動などが含まれています。
アメリカガン予防連合(CPC)会長でイリノイ大学公衆衛生学のエプシュタイン名誉教授は、ACSが製薬会社、マンモグラフィー機器メーカー、フィルムメーカー、農薬・石油化学会社、化粧品会社、ジャンクフード会社などの資金提供を受けていることを指摘しています。
ACSの会長は放射線科医であり、シーメンス、デュポン、ジェネラル・エレクトリック(GE)、イーストマン・コダックなどの各社が資金提供をしています。デュポン社は、マンモグラフィーのフィルムを製造していますが、ACSの乳ガン啓発プログラムに資金提供し、アメリカ議会にアメリカ全土でマンモグラフィー検査を行き渡らせるようロビー活動をしています。
ACSが1972年以降、乳ガンに対する抗ガン剤の開発研究に259億円を提供し、マンモグラフィーを早期発見のための標準検査としたのは偶然ではありません。
あcしゃ、喫煙と加齢をガンの主因として挙ています。そして、ガンの予防としてはマンモグラフィー検査と日光の回避を推奨しています。しかし、ガン発生の主因となる化学物質、農薬、環境汚染あるいは食生活を含めた生活習慣などに対しては一切口に出しません。石油化学物質やジャンクフードなどを生産し、環境を汚染している企業が自分のスポンサーだからです。
さて、アメリカガン協会がガンスクリーニングの標準検査とし、ピンクリボンが力を入れて啓発している乳房X線撮影(マンモグラフィー)は、本当に女性にとって有益なのでしょうか?
つづく・・・