【猫と考える日本の未来】韓国・トルコFTA 第6回交渉 「投資の自由化」合意 6月末に交渉妥結か | 韓国TPP・FTA関連情報

産業通商資源部は今月2日(現地指間)から4日まで、トルコアンカラで韓国・トルコFTA第6回交渉を進め一部重要事項を除いて、ほとんどの争点で合意したと6日明らかにした。

韓国とトルコは、2013年5月1日に基本協定とそれに付属される貿易協定を優先的に妥結したが、サービスと投資分野については、まだ交渉を進めている。産業通商資源部は、「サービス·投資交渉は、基本協定に基づいて貿易協定発効後の交渉を開始し1年以内の妥結を目標にした」とし「今年上半期中に実質的に妥結を目指して交渉を進めている」と説明した。

産業通商資源部は、今回の交渉で両国は、サービスの分野で世界貿易機関(WTO) ドーハ開発アジェンダ(DDA)修正譲歩案を超え踏み込んだ市場開放譲歩案で協議したと語った。また、投資分野はネガティブ方式での投資の自由化方式で合意し留保案を交換したと付け加えた。特にトルコは投資分野の協定で投資の自由化を約束した前例がないことを考慮すれば、交渉に大きな進展があったと評価されると強調した。両国は6月末にソウルで第7次交渉を行い実質的に妥結を模索する予定だ。
※翻訳:ポー(一部抜粋)
NEWSis(韓国語)(2014-04-06 12:45:46)


自由化約束のリストの種類(ポジティブリストとネガティブリスト)

自由化約束方法には、ポジティブリスト方式とネガティブリスト方式の2つに分類されます。

約束を行う分野は、世界貿易機関(WTO)で使用されるサービスの産業分類を基本としてリスト化するが、締約国は自由化を行える範囲を細かく特定することが可能です。要するに、ポジティブリストは締約国が自由化を行える分野を特定する約束方式であり、ネガティブリストは締約国が自由化義務の例外分野を特定する方式です。ネガティブリストの方が一般的により自由化に資する枠組みであると考えられますが、当然のことながら、自由化の達成度は、すべて約束内容次第となります。

ポジティブリスト方式
ポジティブリスト方式とは、内国民待遇(NT)、市場アクセス(MA)について自由化の対象となるサービス分野及び条件・制限をリスト(約束表)において個別に明示する約束方式です。リスト(約束表)に記載されたサービス分野のみが自由化約束の対象であり、リスト(約束表)に記載されないサービス分野は、内国民待遇、市場アクセスについて何ら義務を負わない(=自由化の対象外)とするものです。
リストの約束対象となる義務は、市場アクセス(MA)、内国民待遇(NT)、それ以外の追加的約束(AC)となります。
※日本は、ポジティブリストにて、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、ブルネイ、フィリピン、ベトナム、インドと経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)を締結済みです。

ネガティブリスト方式
ネガティブリスト方式とは、原則全てのサービス分野を対象に一般義務として内国民待遇、最恵国待遇、市場アクセス等の自由化義務を規律し、自由化義務の例外とする措置や分野のみをリスト(留保表)において明示的に示すものです。リスト(留保表)に記載された分野のみが自由化義務の留保・制限が可能であり、リスト(留保表)に記載されない分野はすべて内国民待遇、最恵国待遇等の自由化義務を負う(=自由化の対象)とするものです。
※日本は、ネガティブリストにて、メキシコ、チリ、スイス、ペルーと経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA)を締結済みです。


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