今日は少し寒いですね~(>_<)
しかし、ニャンズ達は元気いっぱい(^O^)/
とくに、りくたんの動きを見ていると本当面白い♪
心がホッとします(*^o^*)
目次
ポーと猫の写真館
(アスパラガスの栽培方法は こちら )
日本の医療とTPP(30)
大量の犠牲者を出し、地球の環境を汚染した結果に終わった「緑の革命」。それは、ロックフェラーにとって何十年という長い期間を見据えて慎重に計画されたプロセスの第一段階にすぎないのです。
農業研究は過去数十年の間に、国内および国際的な公的機関への資金が先細りし、モンサントのような民間企業が中心になっていきました。とくに1980年に成立した「バイ・ドール法」によって、その開発資金が国民の税金によって賄われたものであっても、大学の研究者は開発した製品について特許を取得することができたのです。このころから、ビッグファーマのアグリスーティカル・ビジネスが過熱してきます。大学の研究者たちに資金を提供し、共同特許を取得していきます。とくに1985年にトウモロコシに関して、「遺伝子配列、細胞、種子、植物、あるいは培養技術」について連邦裁判所が特許を認めました。
これは自然の生命体を私物化する「生物資源の盗賊行為(バイオパイラシー)」にほかなりません。デュポン、モンサント、イーライイ・リリー、バイエル、BASF、シンジャンダといったアグリスーティカルが、生命特許を得るためにバイオテクノロジーの研究に我も我もと巨額の資金をつぎ込んでいきました。
この過程でアグリスーティカル多国籍企業は、大規模農業に膨大な利用価値をもたらす遺伝子組み換え技術の草分けになりました。たとえば、彼らは除草剤に抵抗性のある種子を開発し、特許を取得しました。それにより、除草剤をまいても栽培作物を枯らさずに、雑草だけを駆除することができるようになるという夢のような「触れ込み」を声高に叫ぶようになります。
これは種子の販売と除草剤の販売の両方を手がける企業にとって、二重の儲けとなりました。モンサント社の人気商品「ラウンドアップ」という除草剤に抵抗性を持つ「ラウンドアップ・レディー」種子の抱き合わせ販売はその一例です。今や日本のホームセンターの陳列棚にも「ラウンドアップ」は不通に置かれています。
モンサント社はアメリカ政府を動かし、GMO種子やGMO食品の輸入を渋る国に対し、国連、世界貿易機関(WTO)や自由貿易協定(FTA)を利用して、制裁措置をほのめかしながら強引に押しつけました。国連で決議できなければWTOを利用し、それでも行き詰まった場合はFTAを使って、2国間の交渉の場で輸入させることをやっています。
アジアでも2007年に、アメリカとマレーシアの2国間での自由貿易協定(FTA)交渉で、GMO食品の表示義務を解除するように圧力をかけていることが暴露されています。また被災国や発展途上国には、国連を用いて「食糧支援」という名のもとにGMO食品を押し付けています。
ビル・ゲイツは2010年にモンサントの株式を50万株購入したため、モンサントによるGMO種子の独占市場は結局、ビル・ゲイツの利益になることを世界中の人が知っています。このようにGMO食品、GMO種子などは世界中で警戒されています。そこで、モンサント、シンジャンタ、デュポンなどのアグリスーティカル多国籍企業は食品表示をごまかすことを思いつきました。
つづく・・・