【ハオルチアちゃん】黄色くぷるるんとしていて可愛いです〜♪
目次
ハオルチアの透明度・鮮やかさを維持する方法
培養土 :水はけがよくて、保水性の高い配合の物
日照条件:周年50~60%遮光(レース系や硬葉系はもう少し暗めに遮光)
水遣り:周年7~10日に1回たっぷりと
湿度:60~70%
温度:約20〜25℃
肥料:月1回程度の液肥
鉢:少し大きめ、葉の端が鉢に触れない程度のサイズ
オススメ用土
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50~60%遮光下で、とにかく元気よく栽培することです。苗が元気だと育成期(3月〜6月中旬、9月〜11月中旬)、休眠期(夏、冬)もとても綺麗です、夏も冬も休眠をあえてさせない栽培をしています。水やりは、周年ほぼ7~10日に1回たっぷり水を与えます。
栽培設備がない場合は別ですが、周年安定した栽培を目指します。真夏や真冬に完全に断水をした苗は、回復にひと月近く時間が必要となるので断水管理はあまりお薦めはできません。
肥料について
ハオルチアは基本的に、年1回の植替えが必要となります。その際培養土の中に少量の肥料(ハイポネックス マグァンプKなど)を混ぜておけば追肥は必要ありません。1年以上植替えをしていなかったり、採種をした株などは、2ヶ月に一度程度、1000倍に薄めた液肥を水遣り変わりに施す事をおすすめします。
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繁殖方法について
ハオルチアの繁殖方法には、葉挿し・根挿し・胴切り・カキ仔などがありますが、ほとんどの品種は親株になれば自然に仔吹きします。強制的に仔吹きをさせるには、ホルモン剤の使用・肥料にリン酸、カリ成分の多い物を使用すると仔吹きしやすいようです。しかし、強制的な方法をとった場合親株の型崩れやダメージが多くなることを意識する必要があります。
ハオルチアの葉挿しの成功率は、葉の新しさ(3〜4年生がベスト)、時期、品種、葉の外し方、葉挿しの培地、管理方法などでかなり差が現れます。葉挿しの最適期は9~11月ですが、温度・日照条件が整う環境であれば周年行うことが可能です。
1.3〜4年生前後の葉を少し茎の部分が付くように丁寧に外します(※シワの入ったしおれた葉は適していません)
2.外した葉は殺菌剤(ホーマイ水和剤等)を付けて日陰で約20日以上保管します
3.無菌の苗床に置く(バーミキュライト100%を使用しています)
※可能ならば(培養土の場合はカビが発生する場合があります)
4.苗床に水分を含ませ20℃前後で無菌で管理します
5.40日間位経過したら挿し木をし、ダコニール(殺菌剤)の1,000倍水溶液を鉢底から流れるまでかけます。
流れ出すまでたっぷりとかけ
6.1~2ヶ月位すると、葉の付け元から根や小苗が出始めます。その間水遣りは必要ありません。
7.小苗が出たら葉挿しの元の葉が腐り始めるので、葉を取り除きます。
ハオルチアのカキ仔での繁殖
1.丁寧に外した苗に根が付いている場合は、そのまま植え遮光をし、苗が安定したら(約2ヶ月)遮光ネットを外します
2.丁寧に外した苗に根が付いていない場合は、使用している土の上に赤玉土の小粒を被せ(1cm位)その上に苗をのせておきます。約1週間後から普通の管理を行います。この場合も苗の上に遮光ネットなどで遮光しておくと安心です。
播種方法について
簡易的な無菌播種方法ではありますが、播種用耐熱ボトルに必要量のバーミキュライトとメネデールを1000倍に希釈をした液肥の水溶液を注ぎます。その後、電子レンジで耐ボトル1本あたり約2分加熱をします。液肥の水溶液自体も殺菌する為、耐熱ボトルに注ぎ加熱を行います。全ての作業工程で極力耐熱ボトル内に雑菌が入らないよう注意をし、播種床のみではなく、種子そのものや使用器具についても殺菌・滅菌を行います。播種後、ハオルチアの場合には1~2週間で発芽します。
ハオルチアの植え替え時に根の整理・腐敗した葉を切り取った後のに使う殺菌剤について
切り取った後に使う殺菌剤としては、「ホーマイ水和剤」がおすすめです。粉着・水溶液等の形態ではなく、少量の水で溶きペースト状にした物を筆を使って傷口に塗布します。代替え品としては「ベンレート」や、硫黄合剤系の農薬があります。必ず使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。
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ハオルチアの栽培表土に白い綿のような物やクモの糸のようなカビが発生した場合に使う殺菌剤について
白い綿のような物やクモの糸のような糸状菌は、そのままの状態で放置すると全滅する確率が高くなるため、発見後早期に殺菌剤を使用するか、植え替えをします。ホーマイ・水和剤(日本曹達株式会社)がおすすめです。必ず使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。
ハオルチアの害虫対策に使う殺菌剤について
害虫は腐った葉の中や、根本の土中にいる場合があります。放置をすると、食害等で親株を腐らせるだけでなく周りの鉢にも移っ
てしまい非常に厄介です。新しい培養土に植えかえ、被害にあった鉢の土は処分するのが望ましいです。培養土の中にはダイジストン・オルトラン等の粒剤(浸透移行性殺虫剤)をあらかじめいれておくと、予防効果が期待できます。ホームセンター等で販売をしている小バエ用スプレーや、ベニカ・ボルンなどの殺虫スプレーも効果的です。必ず使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい。
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ハオルチアの締め方
四季を通して管理が難しいですが、強光線で株全体を引き締めて色上げすると、かなり見た目の異なる姿に育ちます。
ハオルチアの交配種のラベル表示について
ハオルチアに限らず園芸交配種の表記は♀母木を初めに書く事が定められています。♀母株 x ♂父株と表記します。文字数によりラベルに書きいれない場合は右に♀母株、左に♂父株の書いておきますます。この決まりは世界共通だと思います。
用語
・CAM植物(crassulacean acid metabolism plant)
多肉植物やサボテンは、CO2の取り込みを夜に行い、昼に還元する植物。
・メリクローン苗(mericlone)
組織培養苗。オーロラ万象・稲妻万象・紫万象など
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栽培備忘録
玉扇錦 Haworthia truncata variegata (2016年9月25日 カキ仔)
【関連リンク】
・日本ハオルシア協会オフィシャルブログ
・日本曹達株式会社(ホーマイ水和剤)