くうちゃんの左膝蓋骨脱臼の手術の予約を入れるために動物病院へ行ってきました。そして、麻酔をかけるための術前検査として心エコー検査と胸部レントゲンを撮りました。その結果、遺伝性の軽度の心筋症もあることが分かりました。純血種の場合遺伝性の心筋症であることが多いそうです。犬の場合は症状が出るので発見しやすいのですが、猫の場合は突然の血栓によって足が動かなくなったり、突然死になるまで気づかないことが多いそうです。猫の心筋の厚さは6mm以上で心筋症となり、くうちゃんの場合は5.7mmだったので正常範囲内ではありますが、純血種の猫であること、やや心筋が厚いこと、胸部レントゲンで心臓に脂肪がついているので今現在症状はないですが、今後歳をとるにつれて心筋症がすすみ症状の出現の可能性があるので注意していかなければいけません。今回は麻酔には影響がない範囲の心筋症であり、手術は3月4日(金曜日)に行うことになりました。入院は3日間で、退院予定は3月7日(月曜日)です。
この手術をするにあたり、色々と検査や先生から話を聞き、いい意味で病気に対して向き合い治療をすることにより、くうちゃんの生活の質(Quality of Life)を維持することができればと考えています。それとともに、飼い主である私も猫の健康管理をしっかりと行う必要があるという責任をあらためて感じました。くうちゃんと共に覚悟を決めて前向きに歩んでいきたいと思います🐾
目次
猫の肥大型心筋症とは
猫で最も多発している心臓病です。純血種に発生する傾向が強く、様々な年齢で発症する病気です。胸水、腹水などの症状に加え、心臓内で血液が凝固して血栓ができ、これが動脈血栓塞栓症を引き起こすこともあります。
血栓は後ろ足の動脈に閉塞することが多く、この場合には突然生じる両後脚の麻痺がみられます。放置すると閉塞部から遠くにある領域は、腐敗して脱力します。心筋症の確定診断には、心エコー検査が不可欠です。この検査により、心室の壁肥厚、心室の直径が小さくなる、左心肥大の拡大が確認されます。
治療方法としては薬物療法が主体となり病気の進み具合に応じて様々な薬剤が使用されます。
タウリンが心臓の機能にとって大切な理由とは
猫の体内では、この結晶性化合物を必要な量を生産することが出来ません。タウリンが不足すると心臓病の一種である拡張型心筋症(DCM、dilated cardiomyopathy)になりそれに伴って網膜にも異常がでます。猫には必ずタウリンが配合された上質のキャットフードを与える必要があります。
ポーと猫の写真館
【くうちゃん】今日も検査だったけどくうちゃん頑張ったよ〜(ФоФ)
【心エコー】
病院代
診察料:700円
レントゲン検査:3000円
超音波エコー検査:2500円
医療費・備忘録