猫は、よく寝るから語源は『寝る子』といわれるほど本当によく寝ます。
猫の寝姿は本当に可愛い~( ´艸`)
丸くなって寝たり、だら~と伸びて寝たり、座ったまま寝たり~
何でこんな格好で寝てるの?というものもある猫の寝姿。
猫は睡眠中に、体をピクピク動かしたり~
いびきをかいたり~
寝言を言ったりします。
夢を見ているのかな~
今日は、一日中寝ているけど決して怠け者じゃあないにゃ~♪
目次
ポーと猫の写真館
日本の農業とTPP(13)
これまで特定農作物を中心とした補助金政策による保護政策が、あたかも農業振興策であるかのように実施されてきた。現実は、助成金を受け取っていない野菜・花・養鶏農家などの成長率のほうが高い。そして、補助対象作物においては、逆効果を生んでいる。助成金を目的に大規模化する農家が増え、それなしに自立できる専業農家への資源配分を阻み、経営発展の機会を損なっている。おしなべて、特定作物を作るだけで国から助成金が期待できることで、新規需要を生み出す自発的な能力開発の機会を奪っている。兼業コメ農家ではとくに顕著である。要するに、目的であるはずの農業振興と逆行している。
そこで、作物別の現行制度は廃止して、何を作っても面積当たりで一律金額を支給する仕組みに変える。コメだろうがソバだろうが、現状受け取っていない野菜、果樹、花だろうが全て同じにする。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で取り組める関税撤廃までの期間に間に合わせ、支給期間を5年とか10年に限定し、さらに毎年1割ずつ減らし最終的にゼロにする。言い換えればハンデは全く同じなので、不公平感はない。専業農家や大規模化への優遇もしない。どんな規模で何を作っていくかは経営の基本であるから、国家の温情や強制は不要だ。
現状、補助対象作物の面積は約250万ヘクタールで、1ヘクタール平均で40万円、総計約1兆円弱が支払われている。それを全耕地面積450万ヘクタールを対象とする。初年度1ヘクタール20万円からスタートすれば、所要額は現状とほぼ同じになる。10年計画だとすれば翌年は18万円、5年後は半額の10万円、10年後はゼロとなる。10年合計で5兆5000億円の税金削減にもなる。意欲のある農家は減った所得を取り戻そうとするから、どうやって儲けるか事業計画を立て積極的に行動する。自発的に技術・能力開発が進み、これまで疎かになっていた営業・マーケティング活動も伴ってくる。当然、継続的なコスト削減活動も定着していく。財布は、国からと消費者からと2つしかない。片方が減れば、片方を増やしコストを下げていくだけだ。この政策を10年変えなと決めることが何よりも重要だ。農家はまだまだ続くとの甘い認識から決別でき、長期的な視野から経営の自己判断が下せる外部環境がようやく整う。
米韓FTAを発行している韓国農業では、関税の撤廃により農作物を安く輸入することができる。これは、自由貿易なので当然のことだが、問題はその自由貿易の恩恵を消費者が感じ取ることができていないという問題が発行2年目で既に出てきている。つまり、輸入業者・大型販売店がそのマージンを全て得てしまい、販売価格がFTA発行前と対して変わらないのだ。さらに、済州等でも大型販売店が農家と直接取引することにより、安定的に農家は出荷することが出来る機会を得たが、大型販売店も他店と買い付け金額の価格競争を行うため、農家の収益は減っているのが現状だ。つまり、米韓FTAから判断しても、長期的な視野から経営の自己判断を行わなければならない。日本の農業が、世界と戦うためには世界の自由化の流れ、ブロック化の流れは変えることはできない、ならば農業自体原点に帰り、優遇政策からの脱却、品質重視、黒字経営を継続できるよう意欲を高める必要がある。
つづく・・・