猫は私の人生になくてはならない存在。毎日、8匹の猫の愛と癒やしで助けられながら楽しく生活しています。今日は1年に1度の特別な日。ロシアンブルーのあおちゃんが9歳のお誕生日を迎えることが出来ました。
2月中旬頃から体調を崩し、食欲が低下するようになり、3月6日に動物病院で血液検査を行い、悪性リンパ腫の可能性が高いと先生に告げられ、このままだと余命数ヶ月と告げられました。獣医師の説明を聞きながら必死に涙をこらえ、震える自分の手を握りしめたあの日から1ヶ月が過ぎました。強制給餌はしないと決めていました。でも、あおちゃんは「食べたい気持ちはあるけれども食べられないよ」と。食べるために痩せ細った体で必死に階段を降りてくる姿を見て、シリンジで食事介助を行い、ステロイド注射と併用しながらあおちゃんの様子を診ていました。
ステロイドの効果が注射を打ち始めた頃は2~3日で薬の効果が切れていたのが、効果が4日目までもつようになり、カロリーが高く栄養価も高いミルクの粉を食べてもらうようになってから、痩せ細ったあおちゃんが少しふっくらして、手や足にもしっかり力が入るようになりました。体調を崩した頃は2階の猫部屋の段ボールの秘密基地に入っていましたが、調子の良い日は天井のハンモックや、窓際に移動したり、ベッドに寝たりと動きも見られるようになりました。動物病院にステロイドの注射をもらいに行った時に先生に最近の様子を伝えると、「それはすごく良い兆候ですよ!ダメな時はどんなに頑張ってもダメだけど、その状態なら寛解に向かうかもしれないから頑張りなさい」と励まされました。
あおちゃんは、まだまだ必死に運命を切り開き、生きようと必死に頑張っている。あおちゃんに言葉は通じなくても、感情や想いは9年間一緒に暮らしてきたからよく分かる。痩せてしまったけど、あおちゃんの穏やかで優し瞳、それでいて眼力のある綺麗な瞳で「あおちゃんは、まだまだ頑張れるよ!」と語りかけてくれる。あおちゃんの目と私の目で確かめ合う。選んだ運命と、選ばれた運命。「まだまだ旅は続くよ。そう、どこまでも行けるよ」と、力強い気持ちが伝わってくる。
あおちゃんと出会うまで、正直なところ猫は嫌いだった。ある日、パッと開いた雑誌の1ページに、ロシアンブルーの特集が載っていて猫の写真を眺めていた。「吸い込まれそうなほど綺麗な瞳の猫だな・・・」。次の瞬間・・・!!導かれるように誘われるようにペットショップに入っていった。そこは、ホームセンターなどの小さな箱ではなく6畳くらいの広さのガラスの部屋があり、ガラスの向こう側には、可愛いアメリカンショートヘアーの子猫と一緒に走り回って遊んでいるあおちゃんの姿が。
猫の飼育方法が分からなく、飼育方法について2時間説明を受けながらいろいろ考えていた。しかし、抱っこした瞬間、悩みはスーッと消え、「連れて帰ります!」と返事をした。2012年6月8日、新しい家族が増えました。綺麗にシャンプーをしてくれて私のところに来てくれたあおちゃん。私の運命を動かし、導くほどの大きな力を持つ猫。吸い込まれそうに青い瞳が自分を一心に見つめていた。名前は「あおちゃん」。
あおちゃんが来てから毎日が楽しみで楽しみで幸せだと感じた。猫が大好きになり今では8匹の猫ちゃんに囲まれた生活。それが当たり前になってしまった時もあったけれど、あおちゃんのおかげで命の大切さ、時間の大切さ、諦めないこと、前向きに一生きることの大切さを教えてもらった。あおちゃんは私の人生の師匠でもあり大切な家族。
この先調子が良い日や悪い日もあると思うけど、あおちゃん一緒に頑張ろうね。そらちゃん、ふうちゃん、りくちゃん、かいちゃん、くうちゃん、だいちゃん、ふくちゃんもこれからもこの先も隣にいるからね。あおちゃんを産んでくれたお母さん、ありがとうございます。あおちゃんと私を繋げてくれたご縁を大切にしていきたいと思います。
この日にあおちゃんが生まれたからこそ、今一緒にいる事ができるんだよね。
あおちゃんと一緒にいる時間が大好きだよ。
言葉じゃたりないけどありがとう。
あおちゃんにたくさんの幸せが降り注ぎますように。
あおちゃん、9歳のお誕生日おめでとう!