ミツバチとTPP

猫と一緒にグリーンライフ

欧州連合(EU)の欧州委員会は2013年5月24日、植物の受粉などで重要な働きをするミツバチに有害とされるネオニコチノイド系農薬3種(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)の使用を今年12月から原則禁止すると発表しまた。同系農薬は日本では住友化化学が製造に関わり、住友化学の会長は米倉弘昌で、経団連の会長でもあります。農業に効率を求めるためこうした農薬を多用することになります。TPPでは効率を求め、米倉弘昌を頂点とする農薬業者は潤うことになります。日本では農薬の原料自体もほぼ100%海外から輸入しています。種子も輸入しています。日本では農薬の使用を現時点では法律では禁止していません。

たとえば、

ネオニコチノイド系の農薬の一つアセタミプリドMRL
リンゴに対する使用基準
EU:0.1pp
アメリカ:1.2ppm
日本:5ppm.

イチゴに対する使用基準
EU:0.01ppm
アメリカは:0.6ppm
日本:5ppm

茶の葉に対する使用基準
EU:0.1ppm
日本:50ppm(※EUの基準値の500倍)

日頃飲むお茶に関しては、はっきり言ってペットボトル入りの安いお茶やウーロン茶はもう飲まないほうがいいと思います。当然、水に対しても注意すべきです。湧き水や、自然水等のペットボトル入のミネラルウォーターはネオニコチノイド系の農薬に汚染されていると考えるべきだと思います。農薬で汚染された水、そして、その汚染された水を使い500倍もの農薬を使って栽培されたお茶はもう飲めません。

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例えば、ゴルフ場は農場ではないので、農薬の規制は存在しない。グリーンを保つために大量の農薬をまき続けている。そして農薬が地下水にしみこみ、その数十キロ範囲内の湧き水に溶け出す。湧き水だから、自然で健康によいと考えるべきではない。

欧州委によると、ミツバチは欧米で減少傾向が続いており、原因の一つがこれら農薬の使用よるものとみられています。EU加盟国は9月末までにネオニコチノイド系農薬の使用許可取り消しなどの手続きを進めます。ネオニコチノイド系農薬が使えなくなるとどうなるか有機リン・カーバメイト系農薬をあえて使うことになるのだろうか。ミツバチどころか虫を全部殺す。人間にだって危険だ。農薬はすべて危険なものだが、危険度が違います。当然、鉱物であるリン酸もほぼ100%輸入です。日本では住友化学がどう動くかが興味深いところです。

少し余談ではありますが、以前書いた「コーヒーとTPP」に関連しますが、農薬は栽培される過程で使用されることで危険というだけではありません。コーヒー豆を入れる麻の袋自体が農薬で汚染されています。日本はコーヒーを100%輸入に頼っています。農薬の基準が明確で無い産地で栽培されたコーヒー豆を農薬漬けで栽培された麻の袋に入れて輸入する。もう、何がなんだか分かりません。最近のTVCMで「5つの国の豆が必要なんだ」が少し気になりました。アフリカとベトナムが入っています。ベトナムはアメリカが枯葉剤を使った国で、枯葉剤を開発したのがモンサント社で農薬もGMO種子も作っています。アメリカが積極的に投資をしています。中国の雲南省もそうです。アフリカもGMO種子が普及し始め生産を始めています。

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例えば、ベトナムからは52,909トン、エチオピアからは年間8,030トンものコーヒー豆が日本に向けて輸出しています。東日本大震災以降の食の安全と同じように、お茶の葉の産地を複数混ぜることで風味も良くなり、放射線量も減る論理と同じような気がします。
日本のコーヒー生豆の国別輸入量(社団法人全日本コーヒー協会)

農薬の見方を逆から見てみます。日本では、農薬関係の法律は農薬取締法で、残留農薬については食品衛生法で定められています。どちらも消費者への影響を配慮して考えられています。何が言いたいかとかいうと、生産者への農薬に対する配慮がないということになります。
安全なものを食べたいのは間違いないと思います。しかし、それを実現するためには質にこだわり過ぎてはいけないし、多少の農薬も必要だということ。農薬を使う生産者を守る法律は日本には存在しないということ。農作物はJAが買い取る基準を決めているということ。つまり、JAが日本人の健康や生産者の健康を管理しているということになります。JAの管理自体をTPPでさらにコントロールしようとしているということ。

日本の食・農業が危ない。日本人の生活・健康を既に破壊し続けているということを改めて認識し、農業の可能性がどこにあり、それを引き出す方法と、自然の摂理を改めて学びこれからの行動を考えていく必要がありそうです。

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