【猫と考える日本の未来】ノアの方舟とTPP(スヴァールバル世界種子貯蔵庫)

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が話題になり、その内容を知るにつれてある2007年頃から一部で話題になっていた事と結びついた。
2012年の終末論は結果として何も起こらなかった。しかし、本当に何も起こらなかったのだろうか。2008年北極海の小島に「ノアの方舟計画」は実現された。

ノルウェーのスピッツベルゲン島に建設された「あらゆる危機に耐えうるように設計された終末の日に備える北極種子貯蔵庫」と言われているのが「ノアの方舟」にあたる。計画の内容が「種子の保存」である。「種子の保存」は本当に大切な問題である。それだけ聞けば至極あたりまえのように思うかもしれないが、この計画に関わっているのは米国の巨大アグリビジネス企業「モンサント社」、ビル&メリンダ・ゲイツ基金(ビル・ゲイツ)とロックフェラー財団、シンジェンタ財団などである。

「スヴァールバル世界種子貯蔵庫」

モンサント社は農業においてもっとも重要な種子を販売する世界シェアを90%近く持っている。モンサント社が販売している遺伝子操作されたハイブリット種(F1種 first filial generation)はその名のとおり、優秀な生産性を持っているが、以前から、これが「悪魔の種」であるとの警鐘が鳴らされ続けてきた。このF1種、一度畑にハイブリッド種を蒔種するなら、それは一代限りしか育たず、種を蒔いても劣悪なものに変わってしまい、永久に種を買い続けなければならない。しかもこのF1種はモンサントの特許農薬とセット売りなのだ。その農薬こそベトナム戦争で使われた「除草剤」あの悪名高き「ラウンドアップ」、モンサントはその開発の当事者。このF1種、従来の野菜種と交配し、種をとれなくしてしまうものであり、この目的が、農民から種の再生産の機会を奪い、永久にモンサント社から種苗を買い続けなければならない構造を産み出すのだ。
既にインド、ブラジル、メキシコなどに進出したモンサントはこのF1種と交雑した品種にもモンサントの知的所有権が及ぶとして、零細農民に対し巨額費用のかかる訴訟を提起し、泣き寝入りにし向けてきた、まさに「悪魔の企業」でる。

ホームセンター等で野菜の種を販売しているが、生産地を見てほしい。日本においても種苗を販売する会社の多く9割以上がモンサントやカーギルなどに経営権が買収されている。実質的にビル・ゲイツやロックフェラー財団の会社ということになる。これらの会社で販売されるF1種からは当然、収穫からの種苗の見返りはない。日本では唯一「野口種苗」だけが従来種を扱っている。

2011年1月にアメリカで可決された上院510法案「食品安全近代化法」です。この法律は「米国の歴史で最も危険な法案」と言われています。この法律により、人々が食べ物を栽培し、売買し、輸送する権利に対し、米国政府は新たな権限を得ることになります。連邦政府の独裁的な規則を遵守せずに有機製品を輸送すると犯罪になる。さらに、種の貯蔵も犯罪になり代々受け継がれた種を貯蔵して家庭菜園をしている人は一般犯罪者になってしまう。これには、明らかに、モンサントなどの企業に種子を独占させる意図があります。この法案は国(国民)が持つべき食糧供給の主権を奪われることになるのではないでしょうか。

それと、日本の種苗販売会社のほとんどが買収されているのに加え、日本では2008年に農地法が改正されて外国資本の日本農地買収が実質的に可能になっている。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)では単に物が動くだけではなくて「人」や海外の「権利」も入って来ます。日本の伝統農業を貫こうとか無農薬農業など付加価値のあるメードインジャパンがあるといっているTPP賛成論の人もいる。しかし、農業の根本である種子に対し、知的所有権を行使する弁護士が加入国に介入することもTPPでは可能になる。

エネルギー資源は当然のことながら、世界の食糧支配こそがこれからの戦争なのかもしれない。実際、モンサント、ビルゲイツは私的な軍隊を所有している。イラクで民間人を殺した、あの悪名高き民間軍事会社ブラックウォーター(現アカデミ社、旧Xeサービシズ、旧ブラックウォーター社)はモンサントの傘下にある。

2011年にビル・ゲイツはこんな発言をしています。


ビル・ゲイツ「ワクチンで人口削減が可能」(YouTube)

「世界の人口は68億で、もうすぐ90億人になります。もし私たちがここで新たなワクチンや健康管理、生殖に関する健康サービス(中絶推進)について真に取り組めば、人口を10%から15%削減することができます」

ワクチンによって人の命が救われるという事には言及していません。
1980年代にある調査機関が地球上の人口許容を10億人と割り出しています。そのあたりから地球温暖化が人間によるものと決め、環境ビジネス、健康ビジネスが盛んになって今まで金融やエネルギービジネスに関わわる企業やビル・ゲイツが大きな投資をしてきました。2013年4月に定期接種化されたばかりの子宮頸(けい)がんワクチンの安全性が問題になっています。

これからの問題は、人口増加問題でその策が水や食糧の問題になると思います。「ノアの方舟」の権利を有することで世界支配をしようとするのなら本当に恐ろしいことです。

日本はこれまでに原子力、石油、金融という支配を否応無しに受けてきました。ここの食糧や生命に関わることが更に加わると、これは一種の戦争状態に入ったことを意味するのではないでしょうか。

猫と一緒にグリーンライフ
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