くうちゃんの膝蓋骨脱臼の病気をきっかけに病気という事実を受け入れ、観察し、学び、行動することによって、新しい可能性の扉を開き、猫との生活も私自身も生まれ変わることができました。猫の病気をきっかけに情報交換しながら仲良くさせていただいている北海道のみりいさん。そして、みりいさんと素敵な時間を過ごす猫のはなちゃんが10月6日に15歳のお誕生日を迎えました。みりいさんは愛犬・愛猫と35年いっしょに暮らす大先輩。膝蓋骨脱臼の手術を受けたみうちゃんとはなちゃんは仲良く元気に暮らしています。
私は猫との生活が今年で6年になります。8匹の猫を迎え入れ毎日が学びです。みりいさんは猫ちゃんとの悲しいお別れも経験されています。本当に心から猫ちゃんを想い大切にされている方です。人間でいうと76歳になる15歳のはなちゃん。現在は熟睡していることが多く耳も少し遠くなり、足元もふらつきがあり食欲も少し落ちているようです。でも、目の輝きはまだしっかりありますが、この世に生命を受けた以上必ず亡くなります。だからこそ、いつその時がきても悔いがないようにと、みりいさんは、はなちゃんと日々向き合っています。
猫と一緒に生活するようになり、猫の魅力や神秘さ、可愛くて楽しくて面白い日々。そして時には不安や悩みを抱えることもあります。自分なりに講習会に参加したり試験を受けたり、猫を知るために勉強することでたくさんの学びがありました。私は医療従事者でもあり動物の医療についても少しは理解できます。でも、それだけではわからないことはたくさんあります。そんな時、みりいさんが自分の経験を踏まえ、猫への想いを話してくれたり、私の悩みを聞いてもらったり、受け止めてもらうことで気持ちが楽になりました。
はなちゃんと一緒に暮らす膝蓋骨脱臼の手術を受けたみうちゃん。ベンガルのくうちゃんも術後は特に問題なく走り回っています。私は手術を受けて本当によかったと思います。みりいさんもそう言われていました。ただ、動物に対する医療行為は原則的に自由診療なので正直お金がかかります。手術代や入院費となるとペット保険に加入していても負担になることはあると思います。必ずしも手術を受けることが正しい選択だとは言い切れない場合もあると思います。くうちゃんも若かったので手術に踏み切りました。そして何より治療説明に同意し、何があっても絶対的に後悔することなく、本当に心から信頼できる医師との出会えたことは幸せなことだと思います。
猫を迎え入れた時、楽しく生きていけるものだと思いこんでいました。人は猫に対して何ができるのか。猫と助け合って生きている事に気が付けば、感謝も自然に生まれてくる。猫から人、人から猫、人から人へと助け合うこともできる。感謝ができれば自分のできる事を探して自分のできることをすればいい。大切な猫ちゃんが猫らしく穏やかに過ごしていけるように。猫から学び、小さなことにも感謝をする。毎日そう思います。
8匹の猫たちも確実に歳をとっていき老いていきます。私もみりいさんと同じく悔いがないように、無理な延命はせず自然な形で看取っていけるよう猫と向き合いたいと思います。そしてはなちゃんのように長生きして一緒に過ごせる幸せが一日でも多く側に寄り添うことができますように。
みりいさん、いつも本当に助かっています、本当にありがとうございます。
はなちゃん15歳のお誕生日おめでとう!
お互い楽しく年を取ろうね!
素敵な一年になることを心から願ってます。
ポー