10月も終わろうとしています。夜の最低気温が15度を下回るようになってきました。ウィンゾリーの葉も落葉し休眠状態に入りました。休眠期も、表皮の下の葉緑素で光合成を行って寒さに対する体力を静かにつけています。休眠中も日光にあてながら来年の春まで力を蓄えながら越冬していきます。パキポディウム・ウィンゾリーの自生する地域は、マダガスカルの中でも最も気温の高い熱帯地域です。日本の秋から春までは厳しい環境となります。猫や植物がある生活をするようになり、今で頭で考えていたことが覆されることが多々あります。日々、現実や実物などの摂理に近づいていき、もっと実存性のあるものの方へ向かっていきます。以前の認識や知識よりも正しく、現実やモノを見るようになってきました。
自分の小さな知識・認識という空間から外へ出ていきます。本当に人は、生まれつき、いろいろと知ろうとする生き物だと思います。知らない世界は最初は眩しいものですが、目が慣れ、情報を理解し始めると現実の世界が見えてきます。本物の動物や植物を目にし、その美しさに感動します。こんなにカラフルで生き生きした猫や植物の世界が本当はあったのだと気付きます。そして、気付き学ぶことによって疑問が生まれます。「この猫や植物はどこから来たのだろう」かと。
クラスが先かインスタンスが先か、鶏が先か卵が先かの議論のようになってきます。私たち人間は何か具体的なもので初めて見るものは何か理解してからそれを一般化、抽象化するのが普通です。個々の具体的なものはオブジェクトで、それを抽象化したものがクラスとなります。つまり認識の順序としてオブジェクトが先でクラスは後というのが自然です。
認識ができれば、具体的なオブジェクトを見て、自分が持っているクラス・ライブラリと照らし合わせれば、そのインスタンスとして理解することができます。生まれて初めて見た物に対してはクラス・ライブラリが存在しないわけですから理解することは難しくなります。理解ができるようになりれば、自分の認識に追加されていきます。
プラトンのイデア論による世界観はクラスが先に存在するという考え方です。オブジェクトが存在するためには、それをインスタンスとするクラスが存在しなければならないという考え方です。なので、イデア論では鶏がこの世に存在するということはイデア界に鶏のイデアが存在しなければならないわけです。しかし、アリストテレスは鶏は卵から生まれるものであり、鶏のイデアから生まれるものではないと考えます。ものの本質は目に見えないイデアの世界にあるのではなく、そのものの中にこそ存在するという考え方です。
政府が推進する100・200年住宅(長期優良住宅の普及の促進に関する法律)。丈夫で長持ちする家。いい家をつくって大切に長く住む。これにより、環境にも負荷をかけないといことになる。竹下政権が推進した「ふるさと創生事業」。第2次安倍政権で掲げられた「地方創生」。京都議定書(Kyoto Protocol)は、1997年12月に京都市の国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)で採択された、気候変動枠組条約に関する議定書。つまり二酸化炭素(CO2)を削減する必要があるのです。
CO2を削減するには、森林を伐採しないといけない。なぜ森林を伐採するのか。森林はCO2を使い成長し炭素を固定化します。老木になれば成長は止まりCO2を吸収しなくなります。だから、古い木材を伐採しまた植林する必要があります。そして、伐採した木材を使って住宅と建てる。これが本来の自然の姿なのか。ならば、日本の住文化である「古民家」を未来の子どもたちへ継承するための古民家再生も環境に負担をかけず、今の建築技術を使うことで、森林を破壊することなく、循環型社会が実現できるのではないでしょうか。お金が先か家が先か。家が先かお金が先か。夢が先かお金が先か。夢が先か現実が先か。土間のかまどでご飯を炊くのが先か高級電気炊飯器でご飯を炊くのが先か。新築が先か古民家再生が先か。
う〜ん、秋ですね。季節の変わり目に何を想う。季節の変わり目は何故かセンチメンタルな気分。やはり秋は読書の季節ですね。
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ポーと猫の写真館
【Pachypodium baronii var. windsorii】実生21年超の株・・・休眠状態(2016年10月27日)
【Pachypodium baronii var. windsorii】実生19年超の株・・・休眠状態(2016年10月27日)
【Pachypodium baronii var. windsorii】
【Albuca spiralis cv. ‘Frizzle sizzle’】アルブカ・スピラリス ‘フリズルシズル’
くるくるくる〜♪寒くなるにつれてカールが強くなりました♪
Canon EOS 5D Mark III + EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
※実生(みしょう):種子から発芽させた植物
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