【スノーベンガル】だいちゃん&ふくちゃん♪ 生まれて初めてのクリスマス♪｜【食の安心･安全】豆腐の旬は冷奴の夏ではなく1月〜2月!!

今日はクリスマス。スノーベンガルの、だいちゃんとふくちゃんは初めてクリスマスを過ごします。初めてこの日を過ごす人もたくさんいらっしゃると思います。いわゆる「ファーストクリスマス」となりますが、みなさんはどんな計画を立てているのでしょうか。

寒いシーズンには、鍋が一番。鍋に絶対入れるのは豆腐。昭和30年代の5万軒をピークに、今では数千軒にまで減ってきているそうです。しかし、豆腐屋さんがなくなることはないと思います。何故なら、豆腐は人の手で作るのが一番美味しい加工食品だからです。豆腐はパンと同じように材料が元々生きているし、その日の温度や湿度にも異なります。それを感じる豆腐職人の勘は、おそらく機械には真似できないのだと思います。さらに、人の心が加わります。加工食品は、料理を作るのと同じなのです。

それにしても、日本人の食生活になくてはならない食材を作る豆腐屋さんの数が西洋文明の象徴であるパン屋さんの数よりずっと少なくなってしまったという現実は、重く受け止めないといけないと思います。もちろん、食べる側の意識も大切です。自然の恵みを、作って下さった人の思いを、きちんと受け止めなければならないのだと思います。

豆腐は、その80％が以上が水です。すなわち水に恵まれた日本だからこそ、どこに行っても美味しい豆腐に出会えます。製法も様々なら、調理方法も様々。こんなバリエーション豊富な食材は滅多にありません。中国が原産の大豆ながら、収穫量はアメリカが50年ほど前から世界一位です。それを、ブラジル、アルゼンチが猛追しています。しかしながら、使用目的は、大半が家畜の飼料か大豆油。生産量の全部を豆腐にして肉の代わりにすれば、恐らく地球上から餓えがなくなると言われているのに、なんとももったいない話です。世界文化遺産に登録された「和食」。世界に広まった寿司ブームに続いて、いずれ豆腐ブームが世界を席巻してほしいと希望も含めて思っています。

豆腐にも旬があります。俳句の世界では「新豆腐」が「新酒」や「新蕎麦」と同じく、秋の季語といことになっています。でもこれは、物好きの江戸っ子の影響を受けているそうです。本当は、秋に収穫された大豆をいったん貯蔵し余分な水分を飛ばした後の、新米ならぬ新豆を使った、一番寒い時期に造った豆腐が、最も風味豊かなのだとか。貯蔵技術が発達していて、一年中あらゆるものを食べられる豊かな国ニッポン。でも、旬のものを味わうことは、もっと豊かなことだと思いませんか？🐾