【膝蓋骨脱臼】猫の膝蓋骨外方脱臼 治療プログラム|術後4日目 傷の具合を診てもらうために動物病院に行ってきたよ♪|【手術後の栄養管理】術後管理に用いるフードについて

今日はくうちゃんの傷の具合を診てもらいに動物病院に行ってきました。傷口は化膿することなくきれいに乾燥しているので、問題ないとのことでした。退院後、家に帰ってからびっこを引きながら歩いていること、ごはん、お水はしっかり摂れていることを先生に伝えました。傷の状態は良いので術後の経過は順調であり、抗生剤の内服薬3日分を飲みきったら受診するようにいわれました。手術前に内服していたサプリメントのアンチノールの残りがあれば、炎症、鎮痛作用があるので内服させてくださいといわれました。

くうちゃんは、病院が大嫌いで病院ではケージの端っこに丸くなっていますが、今日は声をかけると「にゃ〜」と返事をしたり他の猫ちゃんが鳴いているのを聞いてくうちゃんも一緒に鳴いていました。病院に少しずつ慣れてきたような感じです。家に帰ってくるとルンルンで部屋の中を歩き回っており、術後の回復が少しずつできているように思います。おしっこは確認できていますが、うんちがまだ確認できていないので、引き続きしていきたいと思います。🐾

目次

手術後の栄養管理

外科手術をした動物にとって、手術直後から術後数週間は、手術侵襲や原因疾患からの回復に重要な期間となります。したがって、この期間に行われる栄養管理は、疼痛管理や衛生管理などと並ぶもっとも重要な管理項目となり、その管理によって外科手術の治療に大きな影響が現れます。

術後の栄養管理は、手術の影響はもとより個体それぞれの栄養要素を理解して、最適な投与経路で行うべきであり、その際に動物が痛みや苦痛を伴わないようにすることが重要となります。動物だけでなく、飼い主の精神的、時間的、経済的負担も考慮し、さまざまな栄養管理計画を立て、適切な給餌を行うことにより順調な術後経過をたどることが可能になるのだと思います。

外科手術は、動物に対して「病気を治す(治療)」ということを目的に行われます。しかし、動物の身体によいことばかりではなく、手術を行ったために身体を「痛めつける(侵襲)」というマイナス面も同時に起こります。動物が自ら進んで食べる自発的な経口採食がもっとも望ましく、自発的に食べやすい環境、フードの種類、匂い(フレーバー)、温度などを考慮します。

静かな環境を好むのであれば、タオルや毛布などで隠し安心して食べ、休むことができる環境をつくる。エリザベスカラーを装着している場合には、食器の底に台を置き滑りにくくし、食器の位置を高くし、食べる際の労力を減らしてあげるなど、食べやすい環境づくりが必要かつ重要となります。

多頭飼いの場合、薬剤の匂い等に敏感になり手術を受けていない猫にも十分な食餌が行きわたっているか、水分補給は適切に行われているかなどの配慮が必要となります。ストレスにより消化器疾患や下部尿路疾患などが起こる場合があります。突発性膀胱炎や血尿、頻尿になる場合があります。トイレにも嗜好性があるので、清潔にし設置数なども配慮し不安を軽減しリラックスできる環境づくりも必要となります。

外科的療法以外の内科療法・保存療法としては鎮痛薬、抗炎症薬、体重管理(栄養管理)管理が必要となります。安静、減量
および肥満予防を行うことにより、関節疾患の悪化、進行を予防することができる。

術後管理に用いるフードについては、栄養成分や投与の簡便性だけでなく、継続性、経済性、フードの入手の利便性なども考慮する必要があります。すべての動物に共通する正しい方法はありませんが、症状が安定するまでは、1日あるいは1回ごとに栄養管理や給餌方法、環境確認をする必要があります。

手術後の問題行動とフード

問題行動とは、猫にとっては正常であるにもかかわらず、人間社会で暮らすうえで支障となる行動を意味します。正常範囲から逸脱した異常行動の総称です。猫の場合、家具や柱への爪とぎや、イライラして攻撃的になったり、トイレ以外への粗相や、食餌やトイレの時間の乱れなどがあります。問題行動を起こす原因は必ずあるので、環境の変化や健康状態、栄養状態の変化に注意する必要があります。

飼猫の場合は、獲物を探す探索行動、見つけた獲物を攻撃する捕食行動を行わないため、時間を待つことによ楽に給餌を行うことができる環境にあるため、餓えと戦うこともなく、毎日、安心してのんびりとした生活を送ることができるというメリットがあります。一方で、食べたい時に好きなだけ食べることができる環境下では、食物を得るために頭や身体を使う必要がなく、時間や体力がありあまってしまい、これが原因となり、食物をねだるといった行動や、食べる時間に出てこないといたずらをしたり、イライラして攻撃的になったりします。嗜好性が限定されると、他の風味や食感の食餌に変えるのが難しくなり、一時的な食事療法や長期的な食事療法を行う場合に問題がでてきます。

手術後の食事 栄養アップを目指す

・フードの「好み」を事前にチェックしておく
ドライフードとウェットフードのどちらが好きか、小粒と大粒のどちらが好きかなど、嗜好性に合わせ、細かな点まで配慮する。猫の場合には肉系か魚系の好みからフードをの種類を選ぶようにするのも食欲アップにつながります。

・香りで食欲をそそる
一般的に、フードは温めることで香りが増します。つまり、食欲に影響するフレーバーが増します。

・サプリメントを補助的に使う
水分、ビタミン、ミネラルを適切なバランスで含む栄養給与補助のサプリメントもあります。ただし、サプリメントはあくまでも「栄養給与補助」であって、それだけで必要栄養分の全てを補うことはできないので注意します。

ポーと猫の写真館

【くうちゃん】今日も病院だよ〜今日は犬が多すぎだよ〜(ΦεΦ)

【くうちゃん】傷口は化膿することなくきれいに乾燥しています

ポー
猫ちゃんの健康手帳 3月18日

病院代
診察料 :700円
外傷処置:500円
合 計:1,290円
医療費・備忘録

ポー
猫ちゃんの健康手帳 3月18日

00:20 あおちゃん(おしっこ)
02:14 くうちゃん(おしっこ)
07:35 くうちゃん(おしっこ)
10:59 あおちゃん(おしっこ)
13:41 りくちゃん(おしっこ)
14:35 くうちゃん(おしっこ)
18:55 ふうちゃん(うんち)
19:02 くうちゃん(おしっこ)
20:31 そらちゃん(おしっこ)
22:35 かいちゃん(おしっこ)

ポー
猫ちゃんの健康手帳 3月19日

00:05 だいちゃん(おしっこ)
01:10 くうちゃん(うんち)・・・退院後初(量は少なめ)
06:49 くうちゃん(おしっこ)
07:10 くうちゃん(薬)・・・朝
11:10 くうちゃん(おしっこ)
11:22 くうちゃん(うんち)
17:35 くうちゃん(おしっこ)
17:55 りくちゃん(おしっこ)