扉の上に登っちゃった♪|日本の医療とTPP(47)・スピリッツ22・23合併号の「美味しんぼ」に関して

ドン!! という音が聞こえたので何が起こったのかと部屋を見渡すと・・・

なんとっ!!

かいちゃんったらっ!!

約2mの扉の上にいるじゃあないですかっ!!

床から一直線にジャンプ?

一度ドアノブに登ってジャンプ2回で扉の上?

登る瞬間を見ていないのでわかりませんが

見た時は幅約3cmの扉の上を歩いていました∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

本当びっくり((゚m゚;)

扉の上まで掃除しないといけないな~

かいちゃんの運動能力はうちではナンバーワンです!!

猫ちゃんのジャンプ力は凄いなぁ((>д<))

目次

ポーと猫の写真館


【かいちゃん】あは!ここどこだと思う?


【かいちゃん】ちょっと~みてみて((ΦωΦ))


【かいちゃん】ここ!ここだよ~わかる?


【かいちゃん】ヒント!と◯らの上~(*Φ∇Φ*)


【かいちゃん】凄いでしょう!ジャンプして登っちゃったヾ(*ΦωΦ)ノ


【りく・かい・くうちゃん+ひょっこり あおちゃん】

日本の医療とTPP(47)

2011年の福島原発事故の放射線被曝問題で、よく引き合いに出されたのが胸部レントゲンやCT検査などの医療被曝です。放射線専門家(当時は東京大学放射線科等の出演が多かったのですが)が連日、日本の「医療被曝に比べて問題になる量ではない」と発言していました。

2009年10月13日のABCニュースで、深刻な医療過誤が報道されました。ある患者さんが、ロサンジェルスのシーダス・サイナイ病院で検査のために頭部にCT撮影したところ、髪の毛が抜け落ちたことが発端となりました。その後の調査で、その頭部CTスキャンは通常の8倍の放射線を出していたことが分かったのです。調査の時点から遡って18か月の間、約200名の患者さんが8倍の放射線量に被曝したことが発覚しました。

CT検査1回での被曝量が最低10ミリシーベルト(mSV)です。腹部のCTではその倍の20ミリシーベルトです。250ミリシーベルトの被曝量では白血球が減少していくことがわかっています。今回は100ミリシーベルト前後の被曝で毛が抜け落ちたということです。

CTを用いて脳血流を調べる「脳かん流スキャン」という検査があります。2009年にこの検査を受けた女性の髪の毛が、ごっそり抜け落ちてしまったという事件が起こりました。めまいや記憶力低下もあったため調査すると、なんと頭部に6000ミリシーベルト被曝量があったことが判明しました。通常の「脳かん流スキャン」は、600ミリシーベルトですので、10倍量になります。さすがに事態を重く見たFDAが調査に乗り出し、全国で370人以上がこのような高線量で検査を受けていたことが明らかになりました。

また2011年2月27日付けの「ニューヨーク・タイムズ」紙では、ニューヨーク州ブルックリンのダウンステイト病院で、未熟児に対して胸部レントゲン撮影時に頭から足先まで全身のX線写真を撮っていることが判明しました。レントゲン技師は、胸部のレントゲン写真を撮る際に未熟児の撮影ポジションがうまく決められないために、同じ未熟児に約10回も全身照射のX線写真を撮っていたのです。このような全身照射は、胸部と違って放射線の影響を受けやすい骨髄、腸粘膜などの全身の臓器に放射線が当たるため非常に危険です。

このような医療放射線被曝の過誤についての正確な件数は明らかになっていません。なぜなら、アメリカのほとんどの州で、医療放射線被曝過誤の報告義務がないからです。また、過誤を報告してもそれに対する罰則規定がありません。これは日本も同じです。なぜこのような医療放射線過誤が起こっているのでしょうか。



2014年4月28日:小学館 スピリッツ22・23合併号掲載の「美味しんぼ」に関しまして

つづく・・・