あおちゃんにも、他の猫ちゃんにも必ず天の使命があるのだと思う。その天命を今とことん楽しんで生きているのだと思う。私はどうだろう？今をとことん楽しんでいるのか？不平不満を言っているだけではないのか？どんな状況下でも思いどおりにいかない時でも、問題を克服し、楽しく生きるための地道な努力を怠らないこと。あおちゃんは、今も一つずつ難題を今も克服しているに違いない。そして、その努力を重ねて得た体験が自信につながり、心を強くし、今も力強く生きているのだと思う。
恥ずかしいな。猫から学ぶなんて。私はいつも新しいことにチャレンジすることを恐れてきた。しかし、あおちゃんは何も恐れてはいない。朝起きたその瞬間、その一日は、今までまったく違った経験したことのない、素敵な新しい一日であるにもかかわらず。とにかく余裕を感じる。つまらない世間体や他人の比較ために暮らしてはいない。すべては縁によって起るのだろう。
原因は何か。なぜ、あおちゃんが病気にならねばならないのか。目に見えない直接的に関わり合う原因という「因」、そして、間接的に目で見えない力でか関わり合う「縁」。「因」と「縁」が交わり「因縁」となる。しかし、目に見えないあおちゃんからの力強い縁の働きがあることに気づかず、目の前に見える病気という原因にのみ意識が集中し、「なぜ、あおちゃんだけが？」と心を焦燥させている私自身がいる。
振り返れば、私自身が生まれてきて、こうして今、存在できている。あおちゃんも猫として生まれてきて、こうして今、存在できている。そして一緒に生活している。これは、紛れもない事実として成り立っていますが、必ずしも目に見えた事ばかりではなのです。本当に多くの動物がいます。しかし、あおちゃんとなぜ出会うことができたのでしょうか。これは目に見えない縁であり、多くの不思議な縁の力に支えられ、私自身も生きているのだと思います。
病気という厳しい現実に向かうのも一つの縁。いただいた縁を大切にし、この命を大切にし、丁寧に取扱い生きていきたいと思います。報われないということは、決してないのだと思います。あおちゃんは、必死に今を生きようと努力をしています。私はどうなのか？もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力しきれていないはず。努力は必ず報われるはずだと信じて生きていきたい。
つらくて、何をすべきか分からなくなることもある。あおちゃんの凛とした生き様、振る舞いを見て学ぶ。決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけを創ってくれる。「大変」という文字は「大きく変わるチャンス」到来なのだと。例え、努力して失敗しても、必ず失敗さえも笑い話にできる。しかし、やらなかったことは後悔しか残らない。
あおちゃんとの出会い、与えられた縁は正面から受け止めて、今この瞬間を大切に丁寧に生きていきたいと思う。
