頭隠して尻隠さず|【コーヒー栽培】コーヒーの種まき|日本の医療とTPP(50)

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日本の医療とTPP(50)

2004年および2005年に、元ソウル大学教授のファン・ウソク(黄禹錫)氏が、クローン胚からヒト胚性幹細胞(NT-1)を作成したことをアメリカの科学誌「サイエンス」に掲載された2本の論文の中で報告し、医学会だけでなく、世間一般の耳目を集めました。しかし、のちに大部分が捏造であることが判明し、サイエンスの世界に激震が走りました。その後、日本の山中伸弥教授は ハツカネズミの皮膚細胞を利用してすべての組織に分化できる誘導万能幹細胞(iPS、逆分化幹細胞)を作ることに成功して2012年にノーベル生理医学賞を受賞しました。

しかし、日本理化学研究所の女性化学者である小保方晴子博士が、ネズミの血液細胞を弱い酸性溶液で刺激して幹細胞のようなSTAP細胞を作り出し世界を驚かせました。しかし、ファン・ウソク(黄禹錫)氏と同じく、論文が捏造であることが判明し問題化しています。

じつはこのような不正論文は稀ではありません。2000年から2010年の10年間で、約800件の研究論文が重大な誤り、またはデータの捏造を理由に医学誌によって撤回されています。その多くがアメリカの研究者によるものであることが、論文報告されています。故意ではないが重大な誤りのあった論文のうち169件、明らかな不正のあった論文のうち84件が、アメリカの科学者によるもので、他のどの国よりも多いという結果でした。アメリカに次ぐのは中国で計89件(うち20件が不正によるもの)の論文が撤回されていて、日本、インド、イギリス、韓国およびドイツがこれに続きます。不正のあった論文は、無名の雑誌よりも知名度の高い医学誌に掲載される比率が高く、約53%の論文は不正のために複数の論文を撤回されている「常習者」により書かれています。

研究者は、昇進や助成金を得るためには、影響力の強い医学雑誌に論文が掲載されなければならないというプレッシャーに、日常的に曝されています。医学雑誌の編集者も見抜けないような実験データの改ざんや統計上のごまかしなどは日常的であります。たまたま不正が見つかっていない論文は山のようにあることでしょう。医学論文を含めた科学論文は決して“本当”の事実を伝えているとは限らないのです。むしろ、期待した結果が得られなかったというネガティブデータを記載した論文のほうがしんらいできところがあります。ただし、その場合でも製薬会社との利害関係がない論文に限ります。

黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授が作った「ヒトの胚性幹細胞(NT-1)」が米国で2014年2月11日に特許登録されたといいます。研究論文のねつ造とは別に、米特許庁がNT-1を体細胞複製方式の胚性幹細胞として受け入れたとされている。小保方晴子博士のSTAP細胞祭りを早く終わらせようとする動きは当然あります。しかし、この問題は別の目的が間違いなく隠されています。

ある薬や治療方法が、実際に効果があることを統計学的に証明するためには、「ランダム化対照臨床試験」という方法を取らなければなりません。これは、たくさんの人をランダム(無作為)に、治療する集団と治療士ない集団にわけて、統計学的にその差を調べる試験です。とくにランクの高い医学雑誌に掲載されるためには、より多くの人を対象とした大規模なランダム化対照臨床試験が必要です。まずテストする人を集めるところから、テストに協力してくれる製薬会社、病院、医師を探すことやその結果も統計解析をする専門のスタッフを揃えることまで、大変な労力と費用がかかります。現実的には個人や独立機関がこのような大規模なテストをおこなうことはできません。

では、世界中の医師が従うようなランクの高い医学雑誌に掲載される大規模な臨床試験は、いったい誰がおこなっているのでしょうか。

それはテストしたい薬の特許を持っている製薬会社です。たとえば、「スタチン」と呼ばれるコレステロール降下剤では、大規模なンダム化対照臨床試験はすべて製薬会社の資金によって行われています。製薬会社は当然、自社の薬には効果があるという結果が欲しいわけですから、製薬会社がスポンサーになっている研究はもともと「利益相反」が内包されているのです。

利害関係のない独立した機関が臨床試験をおこなおうとしても、肝心の薬を製薬会社から提供してもらえません。その薬に問題のあることが証明されるようなことがあれば、利益優先の製薬会社にとって命取りになるからです。また製薬会社以外ではFDAのような公的機関なら、国民の税金を使って大規模な臨床テスト研究が可能です。しかし、公的機関はすでに製薬会社の網の中に捕われています。

医学論文雑誌を出版している会社も普通の企業と何ら変わりありません。当たり前の話ですが、利益が出ないと出版社も経営が成り立ちません。では、医学論文の版元の収益はどこから来ているのでしょうか。多くの読者を獲得すれば、それで経営は成り立つかもしれません。しかし、専門性が細分化された医学論文では、定期的に購読する読者は一部の医者に限られます。それだけ発行部数が少ないので経営は成り立ちません。

そのカラクリはこうです。製薬会社にとって都合のよい結果が出た論文は、当の製薬会社の意向で別冊にされ、大量に増刷されます。そして医師を教育するために増刷した論文は、製薬会社の医師担当営業者「レップス」によって医師へと手渡しされます。医学雑誌に掲載された論文を別冊にした場合、版権はそれを発行した出版社にありますので、増刷した分だけ、製薬会社から出版社にお金が渡る仕組みになっています。じつは、この論文の増刷による収入は、雑誌に掲載される製薬会社の薬の広告で得られる収入よりはるかに大きいのです。

医学の教科書といわれるものは、このような汚れた医学論文が元資料になっています。2010年11月29日付の「ニューヨーク・タイムズ」紙で、医学教科書自体が製薬会社の雇ったゴーストライターによって書かれていることが暴露されました。医師は、教科書の記述を文字通り受け取ってはいけないのです。いくら権威のある医学教科書であっても、常にあるところに“誘導”されていないかを留意しながら、慎重に取り扱わなければなりません。STAP細胞は本当に存在しないのでしょうか。NT-1のように約10年後にアメリカでSTAP細胞が特許取得されるようになった時に私たちは気がつくのでしょうか。
icon-pencil つづく・・・

今日は暑くなりそうですね♪

野菜も日々生長していますが、ニャンズも日々成長しています♪

今日はニャンズの体重を測ってみました(^-^)/

あおちゃん 4.0kg
そらちゃん 4.3kg(以前4.9kg ダイエット成功♪)
ふうちゃん 2.8kg

りくちゃん 5.0kg
かいちゃん 3.6kg
くうちゃん 2.8kg

猫ちゃんの健康管理はとても大切で、運動不足などによる体重の増加には特に注意しています。6ニャン全て避妊・去勢手術が終わったのでホルモンバランスの崩れによる肥満にも注意していきたいと思います。

そして、今年もコーヒーの種まきをします♪
桃栗三年、柿八年、珈琲五年といったところでしょうか。
6月ぐらいにはコーヒーの花が咲くので楽しみです(^O^)/

ポーと猫の写真館


【あおちゃん】壁を歩いているつもり・・・そんな訳ないよ!!寝てるだけ~(ΦεΦ)


【そらちゃん】最近は廊下が涼しくていいね~(Φ∇Φ)


【かいちゃん】猫じゃらしハヶ━m9( ゚д゚)っ━ン!!


【かいちゃん】ガルル・・・これはかいちゃんのものだ!


【かいちゃん】イカ耳レーダー受信!! ピーピー☆ ガブガブ!!


【りくたん】今日のことわざ~頭隠して尻隠さず!! バレバレですよ~


【りくたん】にゃんか言った?


【コーヒーちゃん】今年もコーヒーの種まきをします♪


【コーヒーちゃん(2013年)】コーヒー栽培日記:発芽(コーヒーの木:アマレロ種)
過去記事:2013年7月6日


【コカ・コーラちゃん】#02 CHECK IT OUT!