【ホタル撮影】ホタルを撮影しにへ行ってきたよ♪(岐阜県関市 ヒメホタル)

今ではなかなかホタルの光を見ることもできなくなりました。日本では約40種類が生息しているそうです。日本で観賞できる代表的なものはゲンジホタル・ヘイケホタル・ヒメホタル。成虫では、ゲンジホタルの方が少し大きく発光も強め。きれいなホタルの光を写真に撮りたいと思い、撮影しに行ってきました。初めてホタル撮影なので、ホタルの光を撮るポイントを押さえチャレンジしてきました。2015年6月30日(岐阜県関市:ヒメホタル)

【ヒメホタルちゃん】葉っぱの裏に隠れていました♪

目次

ホタル撮影準備編

・カメラ:マニュアル撮影可能なカメラ。高感度撮影に強くバルブ撮影できるものが理想
・レンズ:開放F値の低いレンズ。28~50mm(APS-C)の単焦点レンズなど
・三 脚:撮影中に風で揺れたり振動で動いたりしないもの
・レリーズ(リモコン):レリーズは必須。シャッターボタンをロックできるもの
・ペンライト:携帯電話の灯りで代用可
    写真撮影している人が他にいる場合はマナーとして使用禁止
・ストップウォッチ:バルブ撮影時に利用。腕時計で代用可能
・黒い布(タオル等):ライト等の灯りを隠したりレンズの前を覆うために使用
・黒いテープ:カメラのピントリングの固定、発光する箇所等(AF補助光)に貼る
・服 装:長袖長ズボンで虫除けは使用しないこと。
     蚊等に刺される可能性が高いので手袋や首にタオルを巻いておく
・余 裕:薄暗いうちには三脚を立てて、予め構図やピント合わせや背景を撮影しておく
     車が通過する場合もあり心の余裕も必要
・椅 子:撮影中はのんびり椅子に座って待つ
・傘  :小雨が降る場合もあるので用意しておく
・トイレ場所:撮影場所によってはトイレが近くにない場合もあるので
     コンビニや公共施設等の位置を事前に把握しておく
・駐車場:車を停める場所等も事前に確認しておく
・気 合:1枚の写真に最低30分はかけるという心構え

撮影方法を決めておく

ホタル撮影では長時間露光撮影が基本となります。しかし、長時間露光はいろんな写真が撮れて非常に楽しいのですが1時間もシャッターを開けているといろんなリスクがあります。他の観光客のフラッシュの光や、通過する車のヘッドライトの光など予期せぬ光が映りこみ、撮影中の写真が無駄になることも。そこで、今回は短時間露光した写真を多く撮り合成(コンポジット)することにしました。コンポジット合成とは、複数の画像の画素ごとの明度(明るさ)を比較し、高明度の方の画素に置き換えて1枚の画像にする処理のことをいいます。バルブ設定で、30秒の露光時間であればノイズが乗ることも少なく、露出の設定ミスで白とびすることもありません。現地でのテスト撮影や調整もすることができます。

【ホタル撮影にチャレンジ】三脚を設置して、ピントを合わせた時点でスタート♪
雨が降りそうだったので、木の茂み側にピントを合わせました♪

【ホタル撮影にチャレンジ】19時30分頃からホタルが飛び始めました♪

今回のホタル撮影写真(比較明合成)

【ヒメホタルちゃん】きれいなホタルの写真を撮影することができました♪
まだまだ、練習すべき点は多いですが、ひとまず満足です♪

15時に家を出発し、18時に撮影場所に到着し、撮影場所を決めました。日の入りは19時頃それまでは明るいのでホタルが飛んでくれるか本当に心配でした。19時には小雨がパラパラと降り始め、次第に本降り状態。雨が降るとホタルはあまり飛ばなくなるのでドキドキでした。しかし、雨の中ホタルが飛び始め幻想的な輝きにウットリしながら撮影を続けました。21時30分頃まで撮影を続けました。

来年も、きれいな水や生い茂る草などの自然環境を守りながら、幻想的なホタルの光を楽しみたいと思います